「人間らしさ」を紐解いていくSFアニメ 『翠星のガルガンティア』 (2/2ページ)
今作においてもそれは例外ではなく、レドは次第に自らの価値観について考え始めるようになる。
それはまさしく「人間らしさ」の探求でもある。地球の人間たちはもちろん、ロボットであるチェインバー、ひいてはヒディアーズをも鏡として、レドは自らの「人間らしさ」を問うていく。
こう聞くと、かなり重たくて難しい話に感じられるかもしれないが、心配することはない。なにも哲学的な問答が全編に渡って繰り広げられるわけではないのだ。
今、私たちが当たり前のように行っている様々な物事を通して、些細な文化の違いを、ひとつひとつ丁寧に描いていくのである。それもわかりやすく、ユーモアと温かみを交えながら。
美しい海や独特の世界観を楽しみながら、ひとつの壮大な人間賛歌をその身で感じてみてほしい。
(あにぶ編集部/AKIRA-Men)