イスラエルに旅行すると中東諸国に入国拒否される!?パスポートのスタンプに注意!

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イスラエルに旅行すると中東諸国に入国拒否される!?パスポートのスタンプに注意!

今お手持ちのパスポートを確認してください。もしそこにイスラエルへの入国スタンプが押されていた場合、アラブ中東諸国への渡航が不可能です。もし現地へ飛んでも、税関で入国拒否されます。

私の知人がFacebookで注意喚起をしていたこの事態。もし既にイスラエルの入国スタンプが押されていた場合、そのパスポートでは、中東諸国への渡航は実質的に不可とのこと。

しかしこれから中東へ旅行を考える際、イスラエル1国だけでなく、周辺諸国も回りたい。それが海外旅行者の人情だと思います。では、どうすれば入国拒否を受けずに済むのか。イスラエルを最終地点としたコースを設定しなくてはならないのか。いえ、そうではないのです。実は……

パスポートへのイスラエル入国スタンプを断る

鍵は、このカードです。この写真は前段の知人が注意喚起と共にアップしていた写真。
(掲載許可をいただいています。アラブ・コンサルティングサービス東京の岩口さん、ありがとうございます。)

アラブに良く行かれる方でイスラエルにも行きたい方へ朗報。
イスラエルの入国スタンプがパスポートにあると、アラブ諸国への入国拒否されます。しかし、スタンプの変わりに添付のカードをもらうことで対応できます。
これで「パスポートの期限が切れる前でないと、イスラエルに行けない!」ということはなくなります。

出典: 岩口氏のFacebookより


このカード、パスポートへの入国スタンプを押印される事なく、イスラエルに入国出来るという特別なカードなんだそうです。

へえ、そうなんだー。現在私は海外旅行の予定は無いのですが、これは知っておくべき! と他にも参考になりそうなサイトをチェックしてみました。すると……

イスラエル入国時にスタンプを拒否する事例

自分の番が来たら、パスポートを提出すると共に、
「ノースタンプ、プリーズ」と言ってください。できるだけ、ナチュラルに。
あと聞こえてなかったら意味ないので、ある程度の声量で。

とりあえず、「なぜノースタンプなのか?」と必ず聞かれます。

一番無難な答え方は、「トルコまで陸路で行くために、シリアを通るから。」です。
(シリアはイスラエルのスタンプがあると入国できません)

出典: イスラエルをノースタンプで入国する方法|チェカマメロディ

「スタンプ押すわよ!!いいわね!!」
(略)
いきなりの発言に全身が凍りついた。すぐに「ノースタンプ!」と抵抗する。ねーちゃんは「なんで?」と聞いてくる。わかってるくせにー(泣)そこでスタンプの事情を改めて説明する。我々は中東のほかの国に行きたいんだー。するとねーちゃんは「私達としてはスタンプ押したいのよ、だめ?」と話す。

結局やまさんのねばりがきいたのか、スタンプは別紙に押してもらえることになった。

出典: No.27 イスラエル入国の怖い話|喜怒哀楽楽楽旅の日記


スタンプを押したい税関。中東の他諸国へも旅をしたいため、パスポートへのスタンプを拒否する旅行者。どうやら一筋縄ではいかないらしい、イスラエル入国。

しかし、それはこれまでの話。実は現在イスラエルでは、パスポートへの入国スタンプそのものをしないようになっているらしいのです。

外務省の公式サイトでは

入国に際して、旅券にイスラエルを対立国としているアラブ諸国の査証、入国スタンプがあると、セキュリティー・チェックが更に厳しくなる場合があります。
また、旅券にイスラエルの査証、出入国スタンプが押してある場合(2013年1月からは、入国スタンプは押されなくなりました)、イスラエルと敵対しているアラブ、イスラム諸国では入国を拒否されます。陸路でエジプト及びヨルダンから入出国する場合、イスラエルの入出国スタンプがなくてもエジプト及びヨルダンの出入国スタンプが残れば、イスラエルへの入国事実が判明し、入国を拒否される場合がありますので注意が必要です。

出典: 外務省治安安全ホームページ


なんと、逆に「中東諸国の入国スタンプがあると、イスラエル入国時のチェックが厳しい」という事実と、「2013年からは入国スタンプは押されなくなりました」という事実が、外務省公式サイトにしっかり表記されていた!

実は現在はスタンプを押さなくなっている!? 他のサイトでも…

パスポートにイスラエルの入国スタンプがあると他の中東諸国への入国が認められなくなります。
(略)
イスラエル入国時に口頭で
入国スタンプまたは査証をパスポートに押さないよう申請します。
押印用の紙にスタンプまたは査証が押印され、出国時に徴収されます。
滞在中は常に携帯が必要。

出典: イスラエルビザ|ビザコンサルティング|株式会社日本橋夢屋


と説明されていますが、注意書きが追加され……

2014年11月14日現在はパスポートにはスタンプは押されず、入国ビザカードが発行されるので スタンプは押印しないでほしい旨の口頭での説明は不要となっています。

出典: イスラエルビザ|ビザコンサルティング|株式会社日本橋夢屋


おや、なんだこれから旅行する際は安心じゃないか。面倒な事もなさそうだ。

……と安心出来るのは、これまでイスラエルに行った事のない方だけ。冒頭に私は書きました。

「今お手持ちのパスポートを確認してください。もしそこにイスラエルへの入国スタンプが押されていた場合、アラブ中東諸国への渡航が不可能です。」

そうです、では既に過去イスラエルに渡り、スタンプを押されてしまった方はどうすればいいのか。パスポートの期限が切れて新たなパスポートに切り替えるまで、中東に旅行出来ないのか。

それはやはり、外務省に解決策が記されていました。

例外的にパスポートの二重発給が可能!

2.一般旅券の二重発給申請
保護又は渡航の便宜のため特に必要があると認める場合(法第4条の2)
現に所持する旅券面に渡航の障害となる対立関係国(地域)の入国査証、入
出国証印がある場合
対立関係国:イスラエルとイラク、レバノン、リビア、サウジアラビア、スーダン、
シリア、イエメン、ソマリアの計8か国が対立関係にある。

出典: 一般旅券に係る各種処分に関する審査基準


つまり、イスラエルの入国査証(スタンプ)がある場合、対立関係国に渡航する便宜のために、まっさらなパスポートを二重発給するよ! という我が国のお墨付き! これを申請すれば晴れて中東への旅行も可能になるわけですね。

まとめ

国外に出れば、場所や事情によっては入国拒否される。そんな事態があるのかと驚いたのですが、考えてみれば日本と友好関係にあったとしても、その国がまた別の国と対立関係にあれば、色んな別の事情が絡む……というのは当たり前の話かもしれません。単純に旅をしたい! その国を見てみたい! それだけなのに、周辺国との関係やそれを原因とした面倒な手続き、お国事情が見え隠れすると、ちょっと悲しい話でもあるのですが。


ところで冒頭のこのカード。注意喚起してくださった知人・岩口さんに聞いてみました。

――スタンプ押さなくなってる現在は、このカードも必要ないんですかね?

岩口「いえ、"No stamp.please."と言うことなく、そのカードがもらえるということですね。またイスラエル国内旅行中にカードを提示することもないとのことです。私も最近"No stamp."と言わずに済むようになっているのだと知りました」

少なくとも現在パスポートにイスラエルの入国スタンプがある人以外は、イスラエル入国時に「あれ? スタンプ押さないの?」と思うだけで、面倒な事はなさそうです。

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