王のラストHR、クロマティ殴打事件...あの「藤崎台球場」が存亡の危機!? (2/5ページ)
宮下昌己投手から背中に死球を受けた巨人のウォーレン・クロマティ外野手は、帽子をとって謝罪しない同投手に大激怒、マウンドに近づいて右ストレートを見舞った。両軍はベンチから飛び出し、入り乱れての大乱闘に発展する。当時中日の監督だった星野仙一が、巨人の王貞治監督(当時)に向かってこぶしを突き出したのはあまりにも有名。クロマティ退場処分となったが、宮下は巨人の選手たちの攻撃を受けて全治10日のケガを負ったという。
●王のラストHR
公式戦通算本塁打数868という前人未到の記録を打ち立てた王。オープン戦やオールスター、日米野球などを含めるとその数は1000を超える。最後のホームランは1980年11月16日、巨人-阪神の秋季オープン戦で飛び出した。
当時の公式試合数は130と今よりも14試合少ない。パ・リーグは前期・後期に分かれて年度優勝決定戦を行っていたが、セ・リーグはそれもなし。秋のオープン戦はさしずめ日本相撲協会の地方巡業みたいなものだったのだろうか。
話を藤崎台に戻す。施設の老朽化と約50台しかない駐車場の狭さは喫緊の課題なのは確かだ。
バックスクリーン脇にある巨大なクスノキは樹齢約1000年。国の天然記念物に指定されていて、枝の一部はフィールドにかかっている。豊かな緑に囲まれ、天然芝の球場は多くの者を魅了する。