2020年・東京オリンピックの成功の鍵は……知らなかったでは済まない”ムスリム文化”を学ぶ「ムスリムおもてなしカルタ」
2020年東京オリンピック開催に向けて、外国人観光客を迎える準備が各界の急務となっています。 外国人に対する言語の対応だけでなく文化の面での相互理解を――”無宗教”性の高い日本人には馴染みの薄い「イスラム教」文化を遊びながら学べる教材「ムスリムおもてなしカルタ」を作りたい! そんなプランが立ち上がりました。
2020年・TOKYO…外国人観光客2,000万人!
・2013年の訪日外客数は1,000万人を突破した。円安や東アジア諸国のビザの発給要件の緩和などもあって、アジア諸国(前年比+27.0%)からの訪日数が全体を牽引した。
・今後、五輪開催決定を機に訪日外客数は一層拡大することが期待される。一定の前提のもと試算すると、2020年の訪日外客数は2,000万人超に倍増
出典: 訪日外客市場への五輪効果|みずほインサイト|みずほ総合研究所
なお、2013年において1,000万人を超えていた訪日外国人観光客ですが、日本政府観光局によると2014年は1〜11月期の累計で既に1,200万人を突破しているそうです。
2015年・歌舞伎町に外国人観光客対応ホテル開業

2015年春に新宿歌舞伎町(コマ劇場跡地)に開業予定のホテルを「ホテルグレイスリー新宿」、2016年春に沖縄県那覇市(国際通り)に開業予定のホテル名称を「ホテルグレイスリー沖縄」に決定いたしました。
「ホテルグレイスリー新宿」は、地上30階建て(130m)と近隣の建物の中ではひときわ高く、新宿歌舞伎町の新たなランドマークとなり、「ホテルグレイスリー」の旗艦ホテルとして、訪日外国人や観光・レジャー客を取り込んでまいります。
出典: 藤田観光株式会社 2014年2月14日プレスリリース
≪未経験・第二新卒者歓迎!≫
■日本語に加えて、何らかの外国語でコミュニケーションをとれる方(読み書き含む)
└タイ語・英語・中国語・ロシア語・スペイン語・イタリア語・韓国語など、どんな言語でも大歓迎です。
※学歴不問
※接客などの経験はなくても大丈夫!気軽にご応募ください。
出典: 求人情報|エン転職
外国人観光客を見込んだ大型ホテル「ホテルグレイスリー新宿」が、2015年春・新宿歌舞伎町(コマ劇場跡地)に開業。
同じく歌舞伎町には「アパホテル歌舞伎町タワー」も第一東亜会館跡地に開業予定。こちらも地上28階の大型ホテル。
商店街も”英語”対応を検討
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え、積極的な外国人観光客の受け入れ態勢づくりに向けて考案されたもの。基礎英会話の習得や商品やメニューの英語化を行い、品川区を訪問する外国人に区の魅力を伝える狙い
出典: 品川の商店街で「英語少し通じます」プロジェクト始動-東京五輪見据え
訪日外国人観光客がオリンピック観戦に合わせた長期滞在するなら、近隣商店街だって外国人に「生活」してもらいたい。英語が出来ずに「おもてなし」が出来るかと、自治体が商店街に対して2020年・東京オリンピックに向けた英語対応をサポートする例も。
しかし外国人観光客は英語を話す欧米人だけではない
上記「みずほインサイト」によれば、2013年の訪日外国人観光客の増加は「アジア諸国(前年比+27.0%)からの訪日数が全体を牽引」したもの。そしてついお隣の中国や韓国ばかりに印象が向きがちですが、”アジア”とは、一般的にヨーロッパを除くユーラシア大陸全般を指します。文化的に言えば確かに中国・韓国近隣の”東アジア”は日本と似通っており、イメージもしやすいですし、逆に欧米・英語文化に関しては言うまでもなく馴染みのある日本。しかし……
日本人に馴染みの少ないアジアの宗教「イスラム教」
中東(ちゅうとう)を中心に、世界(せかい)のおよそ5人に1人がイスラム教徒(きょうと)です。2020年の東京五輪開催(とうきょうごりんかいさい)などで、こうしたイスラムの国からの観光客(かんこうきゃく)が増(ふ)えそうです。そこで今、日本でイスラムの人々が口にできる「ハラール食品(しょくひん)」への関心(かんしん)が高まっています。
出典: 関心高まる「ハラール食品」|なるほどランド:中日新聞
訪日外国人観光客でも、日本人に馴染みのないイスラム諸国とムスリム文化。こうした方々も2020年東京オリンピックを見に来てくれる。日本人が「おもてなし」するには、まずこうした”アジア”――東アジアだけでなく、中東から東南アジアまで――の方々の文化も知らねばならない。
しかし、上記引用記事の「ハラール」って?
イスラム教徒って1日に5回、必ず拝礼しなくちゃいけないって本当?
そもそも拝礼をどこでするの?
日本人はあまりに宗教に興味が無さ過ぎて、馴染みのない宗教に対して特に知識も無ければ、難しいと避けがちです。しかし上記のように多くの観光客を迎える2020年・東京オリンピックが控えている以上、「知らなかった」では済まない事も多いはず。そこで……
「ムスリムおもてなしカルタ」!?

出典: イスラーム文化と和の融合☆ムスリムおもてなしカルタを作成したい!!!
こんなプロジェクトをネット上で発見。
「右手だよ イスラム教徒の 握手はね」
両手で握ったり、利き手次第だったり、そもそも欧米式の挨拶だと考えればムスリム相手に握手はどうなのかな? と思ったり……いろいろ「握手」ひとつでも、ムスリムを中心に考えるとちょっと悩んでしまう。そんな事態に備えて、カルタでムスリム文化について学ぼう――それがこの「ムスリムおもてなしカルタ」。
何これ、便利。学びたい。欲しい。というか必要でしょ!
「世の中の人々に『本当の』アラブ文化を知ってもらいたい」

出典: イスラーム文化と和の融合☆ムスリムおもてなしカルタを作成したい!!!
自治体や各団体が個々にイスラーム教徒観光客のハンドブックを作成してきましたが、内容が分かりにくい、また誤りがあるので正しい理解を広めたいという気持ちで老若男女問わず簡単に学べる教材(カルタ)を製作するプロジェクトです。
出典: イスラーム文化と和の融合☆ムスリムおもてなしカルタを作成したい!!!
実はこれは、アラブと日本の架け橋となるべく活動する「アラブ・コンサルティングサービス東京」の岩口龍児氏の”クラウドファウンディング”。
岩口氏は中東世界に留学・駐在経験があり、現在は中東の日系企業へのコンサルタントや、イスラム文化を日本に伝える講演活動などをなさっています。
そんな岩口氏が発案する「ムスリムおもてなしカルタ」への思いとは――
これから増えると予想されるイスラーム教徒の観光客や住民(日本国籍と外国籍)に対してしっかりとした対応を行い、またそのような知識を伝える
(略)
2020年開催予定の東京オリンピックを控え、海外からの旅行者が増えるこの時期に 正しいアラブ・イスラームを知ってもらうことは絶好の機会
(略)
老若男女関係なく一般の方が基本的なアラブ・イスラーム文化を勉強できるような教材はないか?と考え、今回の「ムスリムおもてなしカルタ」を発案
出典: イスラーム文化と和の融合☆ムスリムおもてなしカルタを作成したい!!!
……と、熱い思いで、現在「ムスリムおもてなしカルタ」はクラウドファウンディングで出資者を募っているところです。
「お・も・て・な・し」の心で射止めた2020東京オリンピックだからこそ……

出典: イスラーム文化と和の融合☆ムスリムおもてなしカルタを作成したい!!!
多くの韓国客に耐えうるインフラの整備、英語に対応するホテルや商店街も外国人観光客を迎える日本の急務ですが、このタイミングで、普段あまり触れることのない(しかし世界的に見れば人口の多い)「ムスリム」という社会と文化。多くの日本人がこのカルタで学べるとしたら……?
私は、2020年・東京オリンピックの成功はこの「ムスリムおもてなしカルタ」のクラウドファウンディングの成功が足がかりになると言っても過言ではないと考えます。皆さんはどうお考えでしょうか。
イスラーム文化と和の融合☆ムスリムおもてなしカルタを作成したい!!!