【つまようじ少年】特別警戒から逮捕までの経緯|万引きGメンの事件ファイル (2/2ページ)

東京ブレイキングニュース

 警戒初日には、すぐそばの他店で犯行に及んだ動画が投稿され、現場が緊張に包まれた。動画が投稿される度に、その影響力は強まるに違いなく、一刻も早い逮捕が望まれる。捕まえてやるから、ウチの現場に来い。そう願いながら警戒を続けてきたが、投稿動画をみる限り同じ店で再犯に至ることはないと思われ、犯人の行動範囲も広がってきた。もはや東京で遭遇する可能性はない。およそ一週間に渡って実施された特別警戒は、犯人の少年に逮捕状が出されると同時に終了した。十九歳の稚拙な犯行に翻弄された結果は悔しいが、こればかりは仕方ないのである。

 一月十四日の逃走宣言から四日目。指名手配されながらも出頭することなく逃走した少年は、滋賀県の米原駅で待ち受けていた捜査員に逮捕された。逮捕される十八日の朝に公開された動画をみれば、名古屋駅ホームのコンビニでペットボトルのお茶を盗んでおり、お決まりのセリフである「超余裕」を繰り返したうえに「俺は神様以上の存在だ」という意味不明の発言もあった。捕らえてみれば大人しく、素直に犯行を認めたというから、画面の前でしか大胆になれない肝の小さな男なのだろう。

 万引き動画の一部は、事前に持ち込んだ商品を盗み出すという自作自演だったことが判明。少年の部屋からは、穴の開いたスナック菓子の容器も発見された。いずれにせよ、万引きされることよりも、持ち込んだ商品を店内に陳列されるという行為が簡単に成し遂げられていることのほうが問題だ。商店の急所を突いた悪質な悪戯は、グリコ・森永事件を彷彿させ、店内犯罪の摘発に携わる者として大きな不安を覚える。

 動画に寄せられたコメントには「捕まって残念」などと、犯人の逮捕を惜しむ内容もみられ、危惧していた通りに模倣犯も増えてきた。全国の店長さんや保安員の皆さんには、持ち込み商品による誤認の誘発や、異物混入商品の陳列に対する警戒を強く促したい。

Written by 伊東ゆう

Photo by Youtubeより

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