【未解決事件の闇12】女性編集者失踪・容疑者Xが逮捕された別件の詳細 (2/2ページ)
Xの態度に腹を立てたE子は、自分がいなくなればXもあきらめて帰るだろうと考え、玄関から外に出ようとした。するとXは追いかけてきて、E子のパジャマの背中部分を引っ張り、E子の左の頬を拳で殴った。E子は殴られた反動でドアに後頭部をぶつけたという。
Xの激高ぶりにE子は抵抗をやめ、寝室へ行った。XはE子が逃げないようにソファを動かして監視した。そのうちXが部屋にやってきて、「金払ってもやらせてくれんのか」と言ってきた。「あんたとはお金もらってもやりたくないわ」とE子が言って断ったところ、Xは馬乗りになり、両手をE子の首に置いた。しばらくXはためらっていたようだったが、数分後思いっきり首を絞めてきた。身動きのとれなかったE子はされるがまま抵抗もできず、意識を遠のかせた。E子は死を覚悟し、されるがままとなった。Xは1時間ほど腰を振り、勝手に果てた。
さらにその後、XはE子の飼い犬のリードでE子を縛り付けた上、カッターナイフをE子の身体に押し当てて、「どうやって殺したろうかな、どうやって殺して欲しい」とE子を脅迫した、という。
「私はいまもXのことが恐くて仕方ありません。Xは怒らせると何をするかわからない人間なんです。私はXに二度と会いたくない。今回のように事情聴取のためXの写真を見るだけでも苦痛を感じるほどです。今でもXが私のところに来て何かするのではないかと思うと不安でたまりません。Xが捕まったら二度と外に出ないようにして下さい」
そう言ってE子は供述を終えている。
こうした生々しい供述は果たして本当なのだろうか。本当だ仮定すれば、失踪当日の夜の様子が類推できる。はっきりと物を言う辻出さんがXに迫られたとすれば、強く拒否したはずだ。Xはカッとし、辻出さんに対し、E子が受けた行為を繰り返したとしてもおかしくない。
ただし、E子の供述にも拘わらず無罪となった。そのことから、こうした供述の信憑性自体、鵜呑みにすることが出来ないのも確かなことだ。
Written Photo by 西牟田靖