かつては裏方仕事だった声優も、近ごろはテレビ番組に顔出し出演する機会が増え、若手声優を中心に「アイドル声優」や「イケメン声優」と呼ばれることも多くなりました。
そんな中で「イケメン声優」の若手代表格とも言えるのが、今回ご紹介する 島崎信長 さん。雑誌では屈託ない笑顔で多くのファンを魅了し、ラジオでは天真爛漫で人懐っこい一面をのぞかせ、ツイッター上ではかなりガチのラブライバー（『ラブライブ！』ファンの総称）ぶりを遺憾なく発揮している信長さんを、存分に堪能できるアニメをご紹介します！

■Free！

まずは、水泳を通して男子高校生たちの青春を描いたアニメ『Free！』。ハイクオリティな映像表現で有名な京都アニメーションが制作を担当したことでも話題になった、キャラクターの表情の変化や繊細な心理描写が魅力の作品です。
信長さんはこのアニメで、クールな主人公・七瀬遙の声を担当。主人公だというのに驚くほど口数が少なく、しかしながら落ち着いたトーンで放たれる断片的なセリフの数々は妙に印象に残ります。
特に「俺はフリーしか泳がない」という遙の決めゼリフ(？)には、是非注目してみてください。

■あの夏で待ってる

『あの夏で待ってる』――通称『なつまち』は、『とらドラ！』や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で有名な長井龍雪監督が手がけたアニメ。カメラが趣味の主人公が、ある日突然現れた謎の美少女と同居することになったり、仲間たちと共に自主映画を制作したりするという青春ストーリーです。
この作品がテレビアニメでの初主演作となった信長さんは、妄想癖がある主人公・霧島海人を好演。自然体でリアルな、所謂「アニメっぽくない」演技が特徴的なキャラクターです。

© I＊Chi＊Ka／なつまち製作委員会

■それでも世界は美しい

こちらは、少女漫画雑誌「花とゆめ」で連載中の漫画を原作としたアニメ。雨を降らせる能力をもつ「雨の公国」の第四公女・ニケが、「晴れの大国」の太陽王のもとに嫁ぐことになるというストーリーで、信長さんは主人公の夫となる太陽王・リヴィウス一世を演じています。
この作品のポイントは何と言っても、信長さん演じるリヴィウス一世が11歳の少年であるという点。冷血で無慈悲、言葉遣いもあまりよくないリヴィウスですが、ローティーンの少年…ショタが嫌いじゃないのなら、観ておいて損はない作品ですよ。

© 椎名 橙・白泉社／王室会報誌編集部

(あにぶ編集部/ほか子)