【アニメキャラの魅力】目指すは悲願成就!救国の騎士王「セイバー」の魅力とは?『Fate/シリーズ』 (2/2ページ)
その意見に憤りを覚えます。その後も切嗣のやり口には納得がいかず、苛立つ中で、ランサーとの決着を最悪の形で邪魔されたことにより、両者の対立は決定的なものになってしまいます。
主とは徹底して不仲ですが、主の妻・アイリスフィールとの仲は非常に良好です。アイリが二人の仲を取り持つことで、かろうじてセイバーの陣営は保たれています。アイリは来日当初、初めて城の外にでたと喜びます。その姿を見て、セイバーは騎士としてお姫様のエスコート役を務めます。戦闘においてもサポート役として助けてくれるアイリ。強敵との激戦や、味方との不和など、消耗の多いセイバーにとって、アイリとの日常的なやり取りはかけがえのない思い出なのかもしれません。
■気高くも儚き意志。そしてstay nightへ・・・
ブリテンの王として、祖国の救済を願うセイバー。聖杯の力をもって、滅びの運命を変えると言い放ちますが、彼女の宣言に異を唱えるものも。同じく王たるライダーとアーチャーです。運命を変えるという事が、アーサー王が国を治めていた時代に生きる者たちへの冒涜だというライダー。故国に身を捧げたことを、極上のピエロと笑うアーチャー。二人の王から、自身の考えを完膚なきまでに否定されながらも彼女は戦い続けます。聖杯により国を救うまで。
そんな彼女は、最終局面にて自分を狙ってきたバーサーカーの正体に気づきます。うろたえ、反撃もままならぬセイバー。心身共に徹底的に打ちのめされてしまうのです。精神的に深い傷を負ったセイバーですが、なおも聖杯を求めます。聖杯さえ手に入れば全て救われる。しかし最後に立ちはだかったアーチャーと対峙する中、切嗣から令呪を用いた強制的な命令が下されます。「聖杯を破壊しろ」。
全てが終わった時、彼女は絶望します。ブリテン王だった頃も国の滅亡に苦しみ、現代に召喚されても苦しみ。どこまでいっても報われないまま、彼女の戦いは終わりを迎え、物語は『Fate/stay ngiht』へと移っていきます。
■少女の苦しみ
王として国を救う、滅びの運命を変えるという切なる願いをもって戦いを挑んだ少女がいました。結果として『Fate/Zero』の物語の最初から最後まで、その少女は苦しみ続けました。彼女が救われるには『Fate/stay night』の物語が始まるまで待たなければなりません。逆に言えば、Zeroの絶望的な展開があったからこそ、後の物語が感動的なものになったといえないでしょうか。
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★記者:羽野源一郎(キャラペディア公式ライター)
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