知っておきたい「最新がん治療のウソ・ホント」 (3/3ページ)

日刊大衆


「サプリメントで、がんを治そうと期待すること自体が間違い。商品説明に大学の研究者のお墨付きがあるようなものもありますが、そのような研究はサプリメント販売会社から研究費を得ているケースが大多数。信頼性は低いです」
実際、昨年3月、「副作用なくがん細胞が自滅」と謳った健康食品を販売する会社社長が薬事法違反の容疑で逮捕された。

ほかにも11年に、「がんが治る」との効能を謳い、健康食品を発表していた『キトサンコーワ』社長が逮捕されるなど、がんサプリメントを巡る薬事法違反の事例は枚挙にいとまがないのだ。
高額な免疫療法は詐欺同然!?

サプリメントのほかにも、最近、第4の治療として期待されているのが、免疫療法だ。
免疫療法とは、体内をパトロールし、異常な細胞を殺す免疫監視機能を高めることにより、がん細胞を死滅させる治療法で、代表的なものには活性化自己リンパ球移入療法がある。
大学病院などでも導入されている治療法だが、これも効果に疑問符が付くという。

近藤氏が前出のインタビューの中で、こう一刀両断している。
〈免疫でがんをなおすことは原理的に不可能です。そもそも、免疫細胞が、がん細胞を攻撃するのであれば、がんは大きくなる前に攻撃されて消えているはずです〉
すでに欧米では、免疫療法は効果がないと見なされているのだが、日本では保険適用外の自由診療で数百万円もの治療費を取っており、詐欺も同然だというのだ。

3大治療も、その他の最新治療も"ウソ"ならば、がんになってしまったら、あとはもう静かに死を待つだけなのだろうか。
前出・宇多川氏は「がんは不治の病ではない」と、こう説明する。
「がんの多くはウイルスによる感染症のように外敵によってかかるものではありません。もともと、自分の身体の中にある細胞が活性化して作られた腫瘍。であれば、自分で治すこともできると私は考えています」

宇田川氏によれば、がんは不摂生やストレス、過労など日常の悪いものが積み重なった結果、できた「生活習慣病」のようなものだという。
「3大治療を受けることなく、食生活を改めたり、適度な運動をすることで、がんが完治したケースを私はたくさん見てきました。怖いという意識を捨て、"生活を変えれば治る病なんだ!"と思うことが、何よりの薬になるのではないでしょうか」(前同)

むやみに怖れることなく、日々の暮らしを見直し、前向きな気持ちで規則正しい生活を送ることが、何よりの健康の秘訣のようだ。
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