本誌(ビ)記者3人赤ッ恥ルポ「いま1万円でなにができる!?」 (2/2ページ)
「一万円!? それじゃ無理ですよ」
カウンターの兄さん、顔はニコやかに微笑んでいるのでありますが、なんとなく記者をバカにした目付きで、あっさりいい放つのでありマス。ああ無情。
しかし、黙って引き下がるほどヤワな男ではありません。かつて劇団『四季』のオーディションを受けたこともある神田記者〈もちろん不合絡〉、一世一代の大芝居を打つのでした。
「私は初めて銀座に来たのです。明日は八戸へ帰り、親父の跡を継いで畑を耕さなければなりません。せめて、その前に東京での思い出として高級クラブの雰囲気を味わいたいのです。立ち飲みでもいいですから……。グラス五分の一でもいいですから……」
カウンターの男、“なるほどなァ~”“ なるほどなァ~”とうなずくのでありました。
〈おっと、一杯くらい飲ましてくれそうだなや〉
と内心ニンマリとした(ビ)記者に返ってきた言葉は……。
「気持はわかりますけど、ウチじゃ、そういうのやってないから」
〈この野郎~、ビンボー人を差別すんなヨォ!〉
といい放ちそうになった神田記者だが、ここは、ぐっとこらえ、
「じゃ、いくらあれば飲ませるんだい!」
とパンチパーマを突き出すようにして、反撃。
〈むむむ。こいつヤ組の人かな? にしては迫力ないな〉
と一瞬にして判断したカウンターの兄さん、すかさず、
「一見(いちげん)のお客さんは、みんなお断わりしていますので……。申しわけありません」
と切り返してくるではないかいな。これではいけません。ジ・エンド。
しかし、東北人のねばり腰、
〈『J』がダメなら、『H』があるさ〉
と気合を入れ直すのでありました。
ところが、“H”にいたっては店内に一歩も踏み入れることなく追い返されるしまつ。
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