脳科学が証明!「●歳までの本の読み聞かせ」が子どもの人生を左右する
本の読み聞かせについては、幼児教育でも発達心理学でも、その効果が謳われていますね。
さらに、最近の脳科学の研究で、“3歳までの本の読み聞かせ”が、その後の子どもの一生を左右するという結果が出ており、その研究結果を受けて、アメリカの小児科学会が本の読み聞かせを積極的に進める方針を固めたという記事が、『The New York Times』に掲載されていました。
今日は、『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)の著者で、日本と欧米双方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴が、“本の読み聞かせ”についてお話します。
■0歳からの読み聞かせのススメ
驚いたことに、アメリカ小児学会では、病院を訪れた母親には、子どもが生まれた時から“本の読み聞かせ”をするように、医者の立場から勧めると言うのです。日本では、お医者さんが本の読み聞かせを勧めるなんて、ちょっと考えられませんね。
実は、“本の読み聞かせ”に関する調査研究では、3歳までに読み聞かせをしてもらっていた子は、学校での成績が良く、良い条件で就職できるため収入も多い傾向があることや、さらに就職した後も、昇給や昇進において成功している傾向がみられたというのです。
アメリカでも一部の教育熱心な親は、詩やモーツアルトを子どもに聞かせているようですが、より多くの母親が読み聞かせをすれば、優秀な人材が増え、それはひいては国家の繁栄につながるという考えからの方針決定のようです。
アメリカが国をあげて取り組むほど効果があるとされる“本の読み聞かせ”です。私達もやらない手はないですよね。
■「本の読み聞かせ」で得られる効果6つ
“本の読み聞かせ”で脳が発達すると言われますが、では、具体的にどのような効果があるのかご紹介しましょう。
これらの効果を考えると、学校で成績がいいとか、仕事で成果を出すということが、納得できます。
(1)ボキャブラリーが増える
言うまでもありませんね。いろいろな表現や言葉に触れることができますから、ボキャブラリーは飛躍的に増えます。
(2)考える力が育つ
ストーリーを理解しようとしますから、おのずと考える力も育ちます
(3)言葉に対する理解力が高まる
いろいろな場面で発せられる言葉について、その本質を理解する力が高まります。
(4)想像力や創造力が育まれる
話の展開を自分なりに想像したり、創造したりする能力も身に付きます。
(5)表現力が高まる
たくさんの表現や言葉を知ることにより、自分が発信するときの表現力が高まります。
(6)コミュニケーション能力が高まる
表現力がつくと、相手に自分の伝えたいことが正しく伝わるようになります。また、相手の言うことを正しく理解できるようになりますから、コミュニケーション能力が身に付きます。
■生まれてから3年間が勝負
乳幼児の吸収力のスゴさは、どの親も「わが子は天才!」と思ったことがあるでしょう。その著しくダイナミックな成長は、人間の人生においてほかにはありませんね。
この研究結果でも「脳がどれだけ発達するかは、生まれてから3年間に決まる」と言われています。この間にできるだけたくさんの本の読み聞かせをしてあげましょう。
さて、子どもがもう3歳を過ぎているママ、「もう手遅れ」と諦めないでくださいね。“思い立ったが吉日”と言います。子どもが4歳でも5歳でもぜひスタートしてください。
なお、筆者は著書の中で、バイリンガルになる方法として、英語の本の読み聞かせを勧めています。例えば午前中は英語の本、夜は日本語の本を読み聞かせるなど、混乱することはありませんから、できれば、ぜひ英語の本でも読み聞かせを行ってくださいね。
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【参考】
※ Pediatrics Group to Recommend Reading Aloud to Children From Birth – The New York Time
※ 平川裕貴(2014)『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』(彩図社)
【著者略歴】
※ 平川裕貴・・・専門家ライター。日本航空国際線CA、外資系英語スクールを経て、1988年に子供英会話教室設立。30年以上に亘り子供英語教育に携わり、現在3~6歳までの子供にバイリンガル教育を実施中。近著は『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』。