「階下の住人から『うるさい!』と苦情。謝りに行ったら『えっ?』」(神奈川県・30代主婦) (2/2ページ)
電話の主は一体誰?
翌日、ちょっとしたお菓子を持って子どもたちと一緒に、緊張しつつお詫びに行きました。ところが出てきたのは、以前お会いしたのとは明らかに別の、元気そうなおばさんです。少し驚きつつも、
「昨日はうちの子どもたちがうるさくしてしまって、申し訳ありませんでした......」すると、もっと驚いた顔をしたのは向こうです。
「えっ!? なぁに、それ?!」「えっ」
事情を話すと、ようやく流れが見えてきました。
実はこの部屋は、件の夫婦にとっては「別宅」。滅多におられないのはそのせいだとか。そしてこのおばさんは、不在の間、家の管理などを任されている親戚の方なのだそうです。
ところが昨日は、その息子さんがたまたまこちらの家に1人で来ていました。なんでも息子さんは浪人生で、受験も近いのですが家や予備校ではなかなか集中できず、逃げ出すように別宅へやってきたとか。
ところが、上の階からは子どもの声が。気の張りつめていた息子さんはカチンと来て、不動産会社に電話した――とまあ、そういう話だったのです。
「こんな小さいお子さんが2人もいるんだから音が出て当然よ!」事情を聞くと、私はますます申し訳ない気分になりましたが、おばさんは、
「こんな小さいお子さんが2人もいるんだから音が出て当然よ! あの子もまったく電話なんてして!」とかえって、私たちのために怒ってくれました。
「子どもを育てることがどんなに大変かちゃんと言っておくから。それに普段はほとんどいないから気にしないで遊ばせてあげなさい!」その後、ご主人にもお会いした際にお詫びしたのですが、「いいですよ、気になさらないでください。こちらこそ失礼いたしました」と笑顔で言ってくれました。とっつきにくい印象とは裏腹に優しい方だったので、私は申し訳ないやらほっとするやら......。
結局それからそうしないうち、子どもができるだけ気兼ねしないで済むように、私たちは郊外の一戸建てに引っ越しました。階下のご一家も笑って送り出してくださいましたが......それにしても、息子さんの受験がうまくいったことを祈るばかりです。
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