大谷翔平と藤浪晋太郎「3年目の超絶進化」 (2/3ページ)
しっかり扱えたら、いい球になる"と言っていました」
また、前述の紅白戦では、直球との落差42キロの球速113キロのカーブで三振を奪い「今年は重要な場面で増やしたい」と、七色の変化球を身につけつつあるのだ。
一方の藤浪だが、キャンプではフォームの修正に取り組んでいる。
「マエケンとの合同自主トレでは"再現性というか、同じ動作を繰り返す動きが一つ一つ違うな、というのは凄く感じました"と話し、何かをつかんだようです」(スポーツ紙記者)
そして藤浪が掲げた目標は"脱力"だった。
「しっかりと脱力して投げることを注意しています。リラックスし、リリースの瞬間だけ100%。体も開かないですし、リリースポイントが絶対安定してくるので、投球の再現性は高まってくる」
と、藤浪本人がNHK『サタデースポーツ』のインタビューで語っているのだが、実は、これには彼のインステップという独特の投法が関係している。
インステップは踏み出す足(右投手の場合は左足)が軸足より利き腕側につく投げ方で、球威は増すが、体力が必要になってくる。
前出のベテラン記者が藤浪の意図を明かす。
「実は、この投法はルーキーイヤーから問題視されていて、昨年開幕時には、この投げ方の矯正に取り組んでいた。でも結局、昨シーズン終盤には元のインステップに戻しているんだ。今季のテーマが脱力ということは、長い回を投げることを意識してるんだろうね」
阪神の臨時コーチを務めた江夏豊氏から、
「エースと呼ばれるには、もうちょっとね。10勝、11勝で終わるかもしれないし。15近く勝って、イニング220、負けは10以下。藤浪は、そうなれる素材。器としてはね。器だけじゃダメだけど」
という激辛エールも送られた藤浪だけに、投球回数を意識するのは当然なのだ。
昨季の投球回数は163回で、今季の目標を問われた藤浪は「180回がノルマ」と宣言している。
一方の大谷は、自身の3年目の目標を、テレビ朝日の『Get Sports』で、次のように語った。
「優勝が一番の目標で、そこに直結するのはピッチャーとしての勝ち星。去年は11勝して、今年は10後半、6、7は勝ちたい。