世にも奇妙なゲーム内の恋愛関係14選 (4/11ページ)
アトラスの『キャサリン』は、複雑なゲーム、複雑なカンケイ(関係というものはそうなる定めですが)を描いた作品です。
ゲーム中では、Frente!がカバーするNew Orderの『Bizarre Love Triangle』(意味:奇妙な愛の三角関係)のリフが流れます。歌詞の文脈よりも、ゲーム中のビジュアルに則して文字通りですが、「君が落ちるときはいつも、僕は跪いて祈るんだ」。こうしてヴィンセント・ブルックスは三角関係にはまってしまいます。
自分の決断の積み重ねが招いた結果であり、ゲーム内の宗教的象徴主義に満ちた世界では、彼の決断が、キャサリンと結婚する道を選ぶか、キャサリンとの闇の道を行くか、それとも我が道を行くかの選択に繋がります。自己満足的なとても人間臭い話ですが、一歩道を踏み外せば死へと真っ逆さま。
『キャサリン』が素晴らしいのは、プレイヤーを「自らのモラルを探る旅」へと送り出してくれるゲームだという点。グッドエンディングもバッドエンディングもそうでないものも、プレイヤーがヴィンセントとして決断を下していった先にあるものです。それはそこに行き着くまでの旅への気付きであり、関係の複雑な選択全て、そして真実が、このゲームを奇妙で素晴らしく、真に恐ろしいものにしています。
作品内での奇妙な関係は確かな将来を保証するものでも、別の世界でのそれを保証するものでもありません。きっとプレイヤーがヴィンセントとして関わるその関係は、自分自身の内面を反映したものなのでしょう。