花街からラブホテル街へ……政治家も通った渋谷の異界・円山町の真の姿とは? (2/3ページ)

日刊大衆



――現在も現役の円山芸者、鈴子姐さんに取材していますが、印象はどうでしたか?

「和服の女性には興味なかったんですが、鈴子さんを目の前にした時は和服の女性もいいなあと(笑)。しんなりとしていて日常を忘れてしまうというか、なんともいえない雰囲気がありますよ。

――写真が載っていますが、本当にキレイですね。

「また鈴子姐さんは、けっこうズケズケと遠慮なくものを言うんですよ。でもそれが社長とかお偉いさんは、たまらないんでしょうね。普段はそんなこと言われないから、気持ちいいんだと思いますよ。いわゆるジジイキラー(笑)」

――本にもありますが、芸者さんと遊ぶのは、それほど高くないんですね。

「玉代(呼ぶのにかかるお金)が、だいたい1時間1万円。2時間で4人で呼べば、1人5000円ですよ。料亭が『おでん割烹ひで』(今も残る料亭)で8000円からだから、それほどお高い遊びじゃないんですよ」

花街で繰り広げられた男のと女の秘密とは……
――料亭というと赤坂や神楽坂のイメージがありますが、円山町もたくさんあったんですね。

「もともと明治時代、神泉に『弘法湯』という公衆浴場があって、そのまわりに料亭ができていったのが始まりです。明治の後半には、一大歓楽街になっていたようですね」

現在、円山町には3軒の料亭が残っている。ラブホテル街にいまなお残るその佇まいには、どこか粋な雰囲気が漂い、当時の雰囲気を忍ばせる。

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円山町に今も残る料亭「三長」



――当時のお客さんはどういう人達だったんですか?

「まずは政治家。それから代々続く呉服屋の旦那さんに一流企業の重役や中小企業の経営者、それと芸能人、スポーツ選手ですね」

――いろいろ浮名を流すこともあったんでしょうか。
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