【アニメキャラの魅力】技巧の巧!いじられても負けない一途なメガネ男子「真山巧」の魅力『ハチミツとクローバー』 (2/2ページ)
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リカさんからみた自分はきっとこうなんだろうと痛い気持ちになりながらも、山田がどこかへいってしまうのが怖かったのです。冷たく突き放しておいて、後日「俺はお前が可愛いんだ」なんて・・・どこまでずるい男なのでしょうか。しかし、優しさで冷たいことを言ってもやっぱり冷たくしきれない、そんな優しさが、そして弱さが、真山の魅力のひとつだと思うのです。
酔った山田をおぶりながら、落ち着いた声で本音を話し、山田が繰り返し言う「すき」を「ありがとう」と受け止めるシーンは必見です。
■青春スーツを着込んだロマンチスト
作品中、最も詩的な台詞を語るのが真山です。恥ずかしくなるようなクサイものものから惚れそうになるほどのカッコイイものまで、そのほとんどがリカさんを想っての台詞です。
漫画ではきれいな背景と絶妙な行間で描かれていますが、アニメでは一言一句そのままに、杉田智和さんが抑えたトーンで静かに言葉を紡ぎます。毎回変わるBGMと相まって、それはそれは切ない演出になっています。そんな台詞も、青春スーツを着ている(いい年した男が恋愛を機に青春を謳歌することの例え)からこそ。その熱さと青臭さは周りを巻き込んで、一度脱ぎ捨てた青春スーツをまた着せてしまうほどの影響力。きっと彼の一途さが周りの心も熱くさせるのでしょう。
リカさんのために突っ走る姿。山田のために一生懸命になる姿。ときには逃げ出したり、ときには強引になったり、人を愛し人に愛されるその姿は、とてもカッコ悪いのにとてもカッコいいです。リカさんがどんなに彼を遠ざけようとしても、「いいんです、傷つけても。傷つきませんから。」とまっすぐ目をみて、彼女を支える決意を伝える場面は、大人の男としての成長を感じることができます。
色々な人に支えられて自分の道を探していく大人ぶった真山巧の成長は、読み手が大人になればなるほど愛おしく感じられること間違いなし。あなたも真山に感化されて、青春スーツを再装備したくなるかもしれません。
【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:言寺礼(キャラペディア公式ライター)
(C)羽海野チカ / 集英社