宇都宮VS浜松「餃子戦争」は、このまま終わってしまうのか? (1/2ページ)
朝の連続テレビ小説「マッサン」でエリー役を演じているシャーロット・ケイト・フォックスさんは、来日して餃子(ギョウザ)の魅力に取りつかれた外国人の一人だ。
NHKオンラインの公式サイトで彼女は「私のストレス解消法は......『ギョウザ』を食べること!(笑)。日本のギョウザって、おいしいから大好き!」と語っているほど。
餃子の美味しさが世界に通用することを示す微笑ましいエピソードだが、世帯当たりの消費量日本一をめぐる、栃木県宇都宮市と静岡県浜松市の「餃子戦争」は、そのし烈さで知られている。
総務省が2014年1月末に発表した家計調査で宇都宮市が3年ぶりに1位になったときは、Jタウンネットもその様子を報じた(参照:「餃子日本一」宇都宮の涙ぐましすぎる戦いの軌跡)。しかし今年は浜松市が2年ぶりに首位の座を奪還した。
宇都宮餃子(switchstyleさん撮影、Flickrより)
両市の餃子争いは今後も続くかと思われた。ところが3月3日の朝日新聞によると、宇都宮餃子会の事務局長は、「PRのための順位はもういい」「今後は量より中身で勝負です」と、順位争いからの路線転換を唱えている。
これは餃子に限ったことではないが、家計調査のデータには「数字の罠」がある。同調査の対象となる食料は、スーパーなどで購入した調理食品だけ。飲食店の餃子は店内、出前、宅配、持ち帰りの別にかかわらず「外食」に分類され、チルド等は「冷凍調理食品」という括りになる。
宇都宮駅前や市中心部にある餃子専門店の中には行列のできる店もある。実態が必ずしも反映されない調査結果にこだわるよりも、専門店のにぎわいを継続させるためにはどうすればいいか、という方向に、宇都宮はシフトしつつあるようだ。