お湯割りの作り方、九州人「お湯が先」 関西人「焼酎が先」なのはなぜ? (2/2ページ)

九州では、新社会人が酒席で先輩たちのためにお湯割りを作らされ、その時にうっかり焼酎を先に入れるとたちまち厳しい「指導」が入るという話も聞く。今回の結果は、そうした九州の焼酎文化を裏付けるものといえそうだ。
「焼酎を先に注ぐ」が多い理由を考える「焼酎が先」の支持率が全国平均よりも高かったのは、東北、関東、甲信越北陸、関西、四国の各地方だ。県別の上位は山梨、福井、高知、群馬の4県で、いずれも80%以上の支持がある。
そういえば、山梨産焼酎の原料は「そば」や米、麦などが用いられる。地元の人がそれらの銘柄をしょっちゅう飲んでいるとは考えにくいが、そば焼酎は爽やかな味わいが特徴で、水割りやオンザロックで飲むのがお勧めだとか。
ここからは仮説になるが、水割りは焼酎を先に入れるのが一般的だ。普段からその要領で飲んでいるから、お湯割りも焼酎を先に注いでしまう......という人が多いのかもしれない。
また、そもそもあまり焼酎を飲む文化がない地域では、お湯割りの作り方にこだわりがなく、結果的に「焼酎が先」という回答が増えた可能性も考えられる。東北地方では焼酎よりもやはり「日本酒」派が多いことが想定されるし、また関西では比較的焼酎の消費量が少ないというデータもある。
お湯割りの作り方をおさらいする焼酎の本で紹介されるお湯割りの作り方は、いずれもお湯が先で解説されている。最初にお湯を器に注ぎ、次に器の内側に沿わせるように焼酎を注ぐ。こうすることで自然な対流が生まれ、かき混ぜなくても焼酎がお湯になじんでいく。
焼酎が6、お湯が4の割合が黄金比率と言われている。一般的な焼酎はアルコール分が25度なので、15度くらいに薄まる。少々マイルドにしたいなら、もう少しお湯の割合を高くしてもいいだろう。
ちなみにお湯の温度は、70から75度くらいが適温という声もあれば、鹿児島では45~50度くらいで楽しむという声もある。
皆さんも、いろいろと試してみては。