インターネット以降の東京を再構築 グループ展「世界制作のプロトタイプ」

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インターネット以降の東京を再構築 グループ展「世界制作のプロトタイプ」

2020年の東京オリンピック開催に向け、WWW (ワールド・ワイド・ウェブ) を背景に、「SNS」「グラフィックデザイン」「ファッション」「音楽」「現代思想」をテーマにしたグループ展「世界制作のプロトタイプ」が、2015年4月18日(土)から4月29日(水・祝)の間、日暮里にあるアートスペース・higure17-15casで開催される。

出展作家は、日本にのメディア・アート黎明期より活動、カンヌ広告賞や文化庁メディア芸術祭などで大賞を受賞した、アートユニット・exonemoの千房けん輔さん、2014年に「光るグラフィック展」を企画し話題を集めたウェブデザイナー・田中良治さん。Maltine Records のアートワークや、tofubeatsさん、私立恵比寿中学などのCDジャケットや、アパレルデザイン、広告などを多岐にわたって制作するGraphersRockさんなど、現在を象徴するアーティスト14名が揃った。

インターネット以降の東京を再構築する


本展は、「Reconstructionism (再構築主義)」を活動テーマに掲げるキュレーター・上妻世海さんが、2014年8月に開催された日本初の「インターネット時代のヴィジュアル・コミュニケーション」をテーマにした展示として話題を集めた「≋wave≋ internet image browsing」に続いて手がける展示。

上妻さんが執筆した2万字の論考「世界制作のプロトタイプによせて」に基づき作家が選出された。

参加するのは、前述の作家以外にも、カオス*ラウンジ所属の梅沢和木さん、ポケモンカードなどにイラストを提供するTOKIYA SAKBAさん、グリッチなどの手法で洋服をフォーマットに制作するNukemeさん、バンドじゃないもん!や、LADY GAGAさんなどの衣装を手がけたHachiさん、ブラックライトを使ったインスタレーション作品や、壁画を中心に制作する画家のHouxoQueさんなど。

また、作家間のSNS上の会話をウェブサイトで公開していくという試みもあり、2020年に向け、インターネット以降の東京を再構築することを狙う。


伝統あるいは合理性という信仰によって構造化された社会から一旦離れて、常識や合理性とは別の形の世界の複数性を見出すこと。そして、その複数性を肯定することからも離れて、社会という誰にでも操作できる素材たちの可能性を探ることで、各々の世界を再構築したいと考えています

上妻世海さんコメント

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