猫好き必見! 猫本だけを集めた猫本専門書店の本 (2/2ページ)
本の表紙にもなっているお店のシンボルマークには、浮世絵画家・歌川国芳の猫を素案に採用。開業までには約20年という長い年月を待たねばなりませんでしたが、「吾輩堂」は猫を媒介として人々の心を繋ぐ「ネコミュニケーション」の場として人気を集めています。
■「猫を美術館に」
歌川国芳が「猫狂い」として多くの猫を描いたことは有名ですが、現在にも国芳のエッセンスを受け継ぎ、ユーモア溢れる猫を描いているアーティストに横尾忠則さんがいます。本書に収められた、横尾さんと大久保さんの対談では、「媚びない猫は、その一点だけでアーティスト」という横尾さんの「猫観」を伺うことが出来ます。猫好きの横尾さんはネズミ対峙のために猫を“雇っている”ロシアのエルミタージュ美術館を見習って、神戸の「横尾忠則現代美術館」でも猫を飼おうとしたほど。「猫が作品を破いたら大変」と学芸員に却下されてしまいまったそうですが、「前例を壊すのが美術」という横尾さんはいつか「猫のいる美術館」を作ってくれるかもしれません。
本書では、金井美恵子さん・久美子さん姉妹、桜井美穂子さんという文学・美術を代表する猫好きの面々による座談会も収録されています。猫好き、本好きの方には垂涎の一冊。ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。猫への愛情が増すこと間違いなしです。
(新刊JP 編集部)