メリットしかない?折り畳めるようになったチェーンレス自転車 (2/2ページ)

FUTURUS

メインフレームとリヤのサブフレームを、縦方向にスイングさせるように折り畳むのだ。これは乗車時にもっとも力がかかる方向なので、剛性面や耐久性の面で非常に不利で、現実的とは思えない。

ついでにいえば、前輪も後輪もハブが片持ち式になっているが、これも強度面で大いに不安を感じる。こういった不安要素は開発者側もわかっているのか、この『JIVR Bike』では将来的に『JIVR Care』サービスを始めたいという。これは『JIVR Bike』が200台以上出荷された人口100万人を超える大都市のエリアにおいて、『JIVR Bike』を無償で修理したり新品と交換したりするというサービスだ。

自転車というのは、いま世界的に旬なジャンルのようで、ベンチャー企業が様々な新しい自転車を発表している。ただ、特徴や新機軸を出そうとするあまり、“折り畳み式”、“電動”、“スマート”といった要素を盛り込みすぎるきらいがあるように感じる。そもそも折り畳み自転車には軽量が望まれるので、折り畳み式でかつ電動というニーズは多くないはずだ。また、いまどきスマートフォン単体で消費カロリーの概算ができるのに、自転車に接続する必要があるだろうか? むしろ、自転車はシンプルであるところが最大のメリットであるはずなのだ。

また、スタイリッシュさや折り畳んだときのコンパクトさをアピールするべく、新しい折り畳み方法を採用した自転車も多く発表されるが、往々にして強度や剛性の面で不安を感じるものが多い。逆に、従来の自転車は陳腐にみえるものの、やはり考え抜かれたものなのだということを再認識させられる。この『JIVR Bike』もそうだが、自転車の新機軸を打ち出そうというなら、もっと知恵を絞ってほしい。

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