「男の身体の快楽と秘密がわかる」オススメの一冊!:“ドラァグクイーン”エスムラルダ連載42

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「男の身体の快楽と秘密がわかる」オススメの一冊!:“ドラァグクイーン”エスムラルダ連載42

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」

連載第42回:「男の身体の快楽と秘密がわかる」オススメの一冊!

 以前、このコーナーでお知らせした、「レ・ミゼラブルのどじまん・思い出じまん大会」、昨日(17日)帝劇で本選が行われ、アタシも出場してきたわ。大きな事故もなく無事歌い終えることができてホッとしているんだけど、なんだかいまだに実感(現実感?)なし……。そして、何カ月も前から、常に頭の片隅でのどじまんのことを考えていたので、終わった今はちょっとした廃人よ……。

 さて、そんなアタシの本業はライターなんだけど、ごく最近、関わった本が『オトコのカラダはキモチイイ』(KADOKAWA/メディアファクトリー、1300円<税別>)。著者はAV監督であり、『すべてはモテるためである』(イーストプレス)等の著書もヒットしている二村ヒトシさん、社会学研究者でやおい・ボーイズラブ・同人誌研究家である金田淳子さん、編集者・文筆家で、最近はコメンテーターとしてテレビに出演することも多い岡田育さんで、アタシは御三方の鼎談を文章化する作業を担当。幸い、売れ行きは好調みたいで、関わった身としては嬉しいわ!

 この本の内容は、タイトル通り、著者三人が「男性の身体の(ペニス以外の)快楽」について、とことん語り尽くす、というもの。「腐女子」(金田さんの言葉を借りれば「男同士のムフフな関係が好きで、そのような作品を読んだり書いたり、妄想したりするのが好きな女性」)である金田さんや岡田さんが、ボーイズラブ漫画(男性同士の恋愛やセックスを描いた漫画)や、『ONE ●IECE』『ドラゴン●ール』といった一般少年漫画において、男性の乳首やアナルがどのように描かれてきたかについての見解を述べ、二村さんが、AV撮影の経験や幅広い人脈(SMの女王様など)から得た知識を元に、アナル・乳首の開発の仕方や、それによって得られる快感がどのようなものかをレクチャー(?)。

「アナル開発にも、実はさまざまな流派がある」とか、ゲイですらあまり知らないような情報が次々に飛び出し、最終的には「男子が『乳首やアナルなど、ペニス以外にも快感を得られる部分がたくさんある』ことに気づけば、すべての人が幸せになれるのでは」という結論に達していて、ゲイ・ノンケ(異性が好きな人)、女子・男子問わず、さまざまな人が楽しく読めてためになる一冊になっていると思うわ! 雲田はるこ先生(『昭和元禄落語心中』が文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、大人気の漫画家さん)による装画も美しくて素敵。

 それにしても、この本、出来上がるまで相当な時間を費やしたわ。著者御三方とも、とにかく知識(特にエロ方面の)が豊富でおしゃべりが好きなので、打ち合わせをしていても、すぐに「潮吹きの潮の成分は何なのか」とか「自分の知り合いに、こんな変態(御三方にとって、「変態」は時に褒め言葉)がいる」とか、どんどん話が脱線しまくって、なかなか物事が進まないの……(おかげで、めちゃくちゃ楽しかったけど)。さらに、御三方ともこだわり(特にエロ方面の)が強いので、いったん原稿が出来上がってからも、次々に新しい情報や詳しい情報が書き加えられて、なかなか赤字が減らないの……(おかげで、めちゃくちゃ面白くなったけど)。

 とまあ、宣伝臭くなって申し訳ないけど、そんな、ユニークすぎるメンバーで作った『オトコのカラダはキモチイイ』。気になった方は、ぜひ読んでみてちょうだい!

オススメ書籍:『オトコのカラダはキモチイイ』(KADOKAWA/メディアファクトリー)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13104696/

【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。
twitter:@esmralda001

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