大横綱・白鵬に引導を渡す「新世代力士」10人 (2/3ページ)
稀勢の里は今場所、連敗スタートとなったものの、「現役力士の中で白鵬が最も嫌がる相手」(宮城野部屋関係者)なのだ。
「稀勢の里とはケンカ四つ。白鵬は嫌な相手だとわかっているから、わざと呼吸を外し、相手の立ち合いの威力を削ぐ戦術に出ています。稀勢の里が立ち合いを制し、左を差して右上手を取る十分な体勢になったら、白鵬とて勝てませんね」(相撲誌編集者)
そもそも、大きな話題となった白鵬の先場所後の"舌禍事件"は、稀勢の里戦での取り直しにクレームをつけたことから勃発したもの。また、白鵬の連勝記録を63でストップさせたのも稀勢の里だ。何かと因縁めいた両者。
「もしも白鵬が苦しい体勢から逆転勝ちできたとしても、体に負担がかかり、怪我のリスクは負わなければならないでしょう」(同)
そうなれば、大横綱に引導を渡すことになる。
稀勢の里と同じく大関の豪栄道(境川部屋)は、大阪府寝屋川市出身。大関昇進後、初の地元場所だけに、"ご当地力士"として場内の声援を味方にすれば、十分に勝機はある。
好角家で知られる漫画家のやくみつる氏が、モンゴル勢の中で最も注目するのは、関脇の照ノ富士(伊勢ヶ濱部屋)だ。
「逸ノ城ばかりが注目されていますが、実力は照ノ富士が上だと思います。まず相撲が積極的。大きな体ですが、器用さも兼ね備えています」
ただし、白鵬は照ノ富士の同郷の大先輩。しかも、照ノ富士は少年時代、白鵬の父・ムンフバト氏から柔道を習ったこともある。
「お化けが嫌いで、一人部屋を拒否したこともあるほど。"気は優しくて力持ち"という伝統的なお相撲さんタイプだけに、先輩の白鵬にはつい遠慮するところがあるんだよ」(伊勢ノ濱部屋関係者)
そうなると、今場所の白鵬戦も期待薄かと思われがちだが、さにあらず。
「師匠の伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)は、舌禍事件で白鵬から批判を浴びた審判部のトップ(審判部長)。今場所は先輩何するものぞという気概でやってくれると思うよ」(前同)
新十両の阿炎は将来の横綱!
この春場所では入幕を果たしていないものの、「将来、白鵬に引導を渡せるほどの逸材」と、前出のやく氏がイチ推しするのは、輝(かがやき)(高田川部屋=十両2枚目)だ。