子育てに疲れ切ってボロボロになる前に…専門家は意外にも●●をアドバイス
きちんと躾をしているのにわずかな時間でもじっとしていられない、絵本の読み聞かせを沢山しているのに他の子に比べて言葉が遅い、こだわりが強く意思の疎通がとれない。集団行動が苦手……。
不安に思いママ友に相談しても「子どもなんかみんなそんなもの、気にし過ぎよ」と言われ、なんとなく見て見ぬ振りをしてしまいがちですが、子どもの行動が明らかに他の子ども比べて極端に異質な場合は発達障害の可能性も。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子がわが子の変わった行動と子育てに不安を感じているママがすべきことについてお話したいと思います。
■わが子は「発達障害」…?
一言で“発達障害”と言っても様々なタイプがあり、知的には大きな遅れがないため、早期に気づくことが難しい“見えにくい障害・グレーゾーン”の子ども達とも言われています。
先天的な脳の障害は躾や家庭環境が原因ではありません。
愛情不足で自閉症、努力不足で学習障害、躾が悪くて多動になることはありませんので、ここをまずしっかりと押さえておきましょう。
(1)学習障害(LD)
3年生なのに“9+3”が指を使わないとわからない、ひらがな1文字をたどたどしくしか読めないなど、学力が低い状態。実際は障害なのか、単純に勉強不足なのか瞬時には判断しにくく、学習場面で初めて気づかれるので小学校入学後に診断されることが多いです。
(2)注意欠陥・多動性障害(AD/HD)
・短い時間じっとしていられない
・直ぐに気が散る
・目を離すとすぐどこかへ行ってしまう
・気分のムラが激しく感情を爆発させる
・片付けが出来ない
5歳なのに2歳児のような行動をするなど極端に激しく、日常生活に支障をきたしている状態です。
(3)自閉症
・スケジュールや場所にこだわる
・道順を変更できない
・ルール違反を極端に嫌う
・一定のパターンに固執する
・言葉の遅れがある
重度・中度・軽度があり、発達障害は軽度の自閉症に含まれます。
言葉の遅れがないケースもありますが、コミュニケーションは視線、表情、抑揚といった非言語的手段を使うもの。相手の気持ちを察するのが苦手なため場にふさわしい言葉が話せません。初対面の人に昔からの親友のように親しげに話しかけたり、思ったことをストレートに口にしてしまいます。
又、会話も相手とキャッチボールをするような内容ではなく一方的だったりします。
■子育てに疲れ切ってしまう前にすべきコト
友達に急にパンチをする、寒いのにお気に入りの半そでシャツしか着ないなど、“個性”だけでは片付けられない態度が目立つと「どうして言うこと聞かないの!」と強く叱りたくなりますよね。
そんな時に夫や姑からも「母親の躾がなっていない」と言われ、次第に母親としての自信をなくし、自分を責め、精神的にも追い詰められてしまいます。
もし、子どもが上記に挙げた発達障害のような兆候が見られて悩んでいる場合は、思い切って一度、専門機関を受診することをおすすめします。
実際、子どもが発達障害だった場合、「私の育て方が悪かったわけではない」とほっとするママも多いです。
また、子どもにとっても、大好きなママに普通の子の基準を押し付けられ、年中叱られ否定されたら“自分は価値がない人間”と思い込むようになってしまいます。
そういった子どもは思春期以降に不登校や鬱などの“二つ目の障害”で苦しむことになります。本人にとっては不適切な環境に置かれたことに対するストレス反応です。こうなると子どもだけでなくママはもっと辛い状況に追い詰められます。
こんなことにならない為にも、専門機関からのアドバイスを聞き、その子に合った子育てにママがスイッチを切り替えるとママも子どもも子育て期の心持ちが変わってくるはずです。
いかがでしたか?
0~3歳はまだ“障害なのか性格なのか”判断がつかない場合もあります。
たとえ健常児であっても“動きが激しい元気な子、引っ込み思案な子、お喋りな子、静かな子”と様々です。
可愛い我が子のためにも、もし何かおかしいなと感じたり、ママの不安があれば、子育てに疲れ切ってしまう前に必要な場所へ助けを求めることも大切ということをお忘れなく!
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』