【対談ジェーン・スー×東香名子】アラサー独女はどう生きるべき?・前編
人気ラジオ番組を書籍化した「ジェーン・スー 相談は踊る」(ポプラ社・刊)が好評発売中のジェーン・スーさん。今回は編集長・東香名子との特別対談をお送りします。先輩独女として、アラサー独女のあり方について熱くご指導いただきました!
◆結婚するかしないか、そんなこと決めるな!東:ジェーンさんは「未婚のプロ」ということですが、「一生独身を貫く!」と決意した独女はどう生きていくべきでしょうか?
ジェーン:あのね、根底から質問を覆すようですが「決めない」が一番!結婚するかしないか、何でそんなの決めるの?って感じ。そんな必要まるでない。するともしないとも決めないのが一番。
東:たしかに!結婚する・しないを決めるのって、すごく無意味なことかも・・・。
ジェーン:そう。私もよく「もう結婚しないって決めたんですよね?」って聞かれるけど、「いや、決めてないッス」と答えてますよ。ただ、子どもが欲しければ早く結婚したほうがいいですよ!日本は結婚しないと子どもが育てにくいので。
◆結婚は人生をアップグレードさせるものではない!東:それでは、私や読者のように「んも-!結婚したくて仕方ない!」と発狂寸前の独女はどうすればいいんでしょうか?
ジェーン:アラサーってそんな年頃ですよね。まずは、なんで結婚したいのかよく考えてみましょう。結婚を望む独女の多くは、「結婚すれば人生をアップグレードできる!」と思ってるんですよ。それ、ダメ!
東:えっ!違うんですか?結婚すれば幸せになれるんじゃないんですか?
ジェーン:結婚することで、どうして今より幸せになると思ってんの?まず、理由がない。2つの他人の家庭が一緒になるんだから、問題は倍になるはず。リスクも倍になるし。
それに「結婚して今より貧乏になったらと恥ずかしい」って思ってるでしょ。貧乏になる可能性って全然あるのよ。まず都心に住めないし、今よりいい生活なんてできるわけない!
東:ええー!それは衝撃です。結婚は人生をアップグレードするものと思ってました。
ジェーン:それは違う。「学歴高い人と結婚したい」という人もいるけど、それで自分の価値が上がると思ってる?それはないと思うけど。アカの他人がなんであなたの人生をアップグレードさせなきゃいけないのよ(笑)。
東:はぁ・・・結婚して人生のステージが1つ上がると思っていた私。目からウロコです。
◆ジェーン・スーが最も結婚したかった時期東:ジェーンさんは、アラサーのとき猛烈に結婚したくなった時期ってなかったですか?
ジェーン:ありましたよ。というか「結婚するでしょ!しなきゃダメでしょ!」と思ってた。
東:今の私、まさにそうです。寝ても覚めても「結婚したい」。アラサー独女に蔓延する“結婚したい病”です。
ジェーン:「結婚できなかったらある意味、失格者」と考えていました。でも、35歳の時、どう頑張っても「結婚したくない自分」に気づいちゃったんです。やりたいことを諦めたり、相手の両親のために取り繕うとか。自分を曲げてまで結婚したくないと。
東:うーん・・・たしかに。結婚したいがために、仕事をセーブするとか、じぶんを押し込めてモテようとするとか、苦しい時が。でも、結婚しないとある意味「人間失格」なんじゃないかって思うときもあるんです。
ジェーン:あのね、「結婚しないと一人前じゃない」「女として失格だ!」とか、自分にOKを出すために、結婚するなんて・・・。アンタ、そんな夢をかなえてくれる都合のいい人なんていないよ(笑)。
東:はぁ、私って自分のことしか考えていませんね。(落胆)