UAE(アラブ首長国連邦)に移住するということ 〈サバイバル生活編〉

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UAE(アラブ首長国連邦)に移住するということ 〈サバイバル生活編〉

アッハッハ! 洗濯機が使えないので、洗面所で手洗いしていたのだけど。 すすぎで力を入れたら、洗面台がガッポリ抜けちゃった! アッサラーム・アレイクム! こんにちは。ジュメイラです。 以前、ドバイの家を不在にし、約3カ月ぶりに自宅に戻ってみたら家のあちこちがガタガタになっていたことがあります。 ドバイの友人の話を聞いてみると、新居に入居するときや1カ月以上家を不在にした場合など、しばらく人が居なかった状態の家に入ると、必ずと言っていいほど、私が体験したようなトラブルに遭遇するらしく。 今回は私がドバイの自宅で経験した一連の家のトラブルを、恥を忍んで一挙公開してみます。 「海外に住んでみたいな~」と思っているアナタ! 海外国内かかわらず、引っ越したばかりのアナタ! これを見て新生活の心構えをするのも、悪くないかも…!?

トイレで水漏れ、今思うとトラブルの洗礼だった

朝ご飯を食べていたとき、「ガコンッッ!!」という音が突然聞こえたかと思ったら、トイレの天井から水漏れが止まらず。
どうやら3カ月以上、夫と共に家を空けていたのが悪かったのか、久々にシャワーを使ったら、温度調節をする配管部分が故障してしまったらしく。修理屋さんが来るまで30分以上、ずっと水が出続けていました。

水が透明なので若干見づらいですが、床はもうビチャビチャ。
UAEのトイレは床が洗えるようにタイル張りになっていて、排水口もちゃんとついているので、漏水後の掃除がしやすかったのは不幸中の幸いでした。
ビルの修理屋さんを呼んだらすぐに対応してくれたので、シャワーのお湯などは比較的問題なく、その日のうちに直って使えました。

洗濯機が壊れたから、洗面台で洗濯したら…

修理のお願いを大家さんにしても、連絡がつかず…。
その間、洗面所にて手洗いで洗濯していました。
と、1週間ほど洗面所で洗濯していたら、ある日突然、ガクンッッ!!と階段を踏み外したような感覚になって。
何が起こったのかと気が付いたら、洗面台が外れちゃっていました。

どうやらすすぎ洗いするときに、洗濯物の水けを切ろうとして、洗面台に洗濯物を押し付けたのが良くなかったみたいです。
でも、これって外れるものなのか…?

夫からは「頼むからもう、いろいろ壊さないで」と、破壊魔呼ばわりされ。
「家がボロいからで、私は悪くないよー!!」と、一人で憤慨。

気を取り直して、修理まではタライで洗濯再開

元はといえば、洗濯機が壊れたから、こんなことになってしまって…。
なんだかどんどん原始的な生活になってきている気がするのは、私だけでしょうか…?
ジーンズやバスタオル、バスマットなど大きな物を洗うと絞るときが大変なので、自然と大物は使わなくなりました。生活の知恵がついた模様。

もう、このころになると「壁に手をついてバランスを取ったら壁が倒れるんじゃないか?」とか「思い切り踏ん付けて洗濯したら床が抜けるんじゃないか?」ということしか想像できなくなって、洗濯が怖くなっていました。

このときに、見るにみかねた近所に住む日本人の友人が、「私の家に来て洗濯していいよ!遠慮なく使って!」と言ってくれたことが、涙が出るほどうれしく感じました。ドバイは暑く、夜のうちに洗濯物を干せば朝には乾く気候で、大物の洗い物もなかったので、幸い自宅での洗濯で間に合いました。

このタイミングで、クリーニングのチラシ…?

家の玄関の扉に、よくピザの宅配や弁当屋の宅配のDMが挟まっているのですが。
我が家の事情を察知したかのようなタイミングで、クリーニング代行のチラシがドアノブにかかっていました。
この「品質保証!」といううたい文句にお姉さんの笑顔が、洗濯物を踏み洗いしている私の心にしみます…。
それにしても、タイミング良過ぎ。このDM…。

キッチンで、電気コンロのスイッチがもげた…

最初、この家に引っ越してきたときは「ン…?電気コンロのスイッチの端っこが、少し欠けている…?」という程度だったのですが、日を追うごとにヒビが深くなり。ある日突然、スイッチを触った途端、ボロボロと赤い破片が指にくっついてきました。
あ、私は怪力ではありませんよー。

当然、こうなったらこまめにオン・オフも難しくなり、ずっとつけっぱなしにしておかないといけない状態に。
“いつか、修理に来てもらわなくちゃなぁ…”と思っていたので、トイレの水漏れの件と一緒に直してもらうことにしました。

電気コンロのスイッチも直った!

電気コンロのスイッチが新しいものに交換されました。
それにしても、スイッチにヒビが入ってもげるって、聞いたことがないですよ…。
一体なぜ、こんなところにヒビが入って壊れるのか、前の住人に聞きたいです。

万が一を考えて、契約書も写真を撮って…

念のため、「修理が完了しました」という契約書にサインをした書面の写真を撮っておきました。
日本で契約書の写真なんて撮ったことありませんが、控えもなかったので、万が一のことを考えて…。

ほかの海外在住者がどのように対処しているかは分かりませんが、治安だけではなく、こういう部分でも用心する意識が強くなったかもしれません。

最後の最後に洗濯機が直った!けど…!?

修理で部品交換居て直った洗濯機、非常に順調に稼働するようになりました。

「あぁ~、これで気兼ねなく何でも洗えるようになる!」と思ったのもつかの間。
今度は洗濯中に、洗濯機が所定の位置から勝手に出てきてしまう現象が起きてしまい。気づいたら、こんなに洗濯機の位置がずれていました。
どーしてこう、想像を超えることばっかり続くのー?

足元に制震ゴムでも付けておくか…。

漸く洗面台が直る!

トラブルが勃発してから1カ月後、大家さんがうさんくさいサウジアラビアへの出張から帰ってきて、漸くいろいろと修理の手配が進み始めました。

この洗面台、5kgのお米よりも重かったから、10kg以上あったかも。外しておかないと、配管の金属部分に負担がかかって壊れ落ちそうで怖かったので、腰が抜けそうになりながらも私がすぐに外しました。

直すとき、修理屋さんの男性が二人がかりで「キミはそっちを持って」「せーの!」みたいな声を掛け合いながら、息遣いも荒く20~30分くらいかけて洗面台をはめ込んでいました。
…洗面台、一人で外しましたけど、私は怪力ではありませんよー。
この重い洗面台、誰もけがせず無事に取り付けまで終わって、本当によかったです。

泣きっ面に蜂、今度は洗濯機も故障

水漏れや電気コンロのスイッチがもげるのと時を同じくして、前から調子が悪くて騙しだまし使っていた洗濯機も壊れてしまい…。洗濯中に焦げ臭いにおいを発しておかしなことになっていると気付いた直後、電源が切れてピクリとも動かなくなりました。

電源を入れ直しても入らず、仕方がないので洗濯中の洗濯物を取り出して、手洗いすることに…。
中に入った洗濯中の水は脱水もできない状態で、見える範囲で洗濯中の水をかき出しましたが、汚れた水は洗濯槽の底には溜まったまま…。気持ち悪い!

引っ越ししたては、どこのマンションもこんな調子

あまりにもいろんなトラブルが一気に押し寄せたので、引っ越ししたい…とも、頭の隅でよぎりました。
ですが、夫の同僚さんなどの話を聞いても、「入居したては、どこの家もそんなトラブルばかり」という話を聞いていたし、予測もできたので、引っ越しを本格的に検討するまでには至りませんでした。

例えば、私が聞いたことのある話だと、
1)家中の壁や天井に、カビがビッシリ生えていた
2)玄関の鍵を掛けたら、鍵穴から鍵が抜けなくなった
3)天井のパネルが落ちていた
4)バスタブにヒビが入っている
5)17階のマンションの高さなのに、どこからか入り込んだコオロギが鳴いていた
――など。
なかなか日本とスケールが違う、聞いたことがない事例ばかりです。

トラブルの洗礼で鍛えられる英語力、精神力、適応力

今回、家を不在にした一件で、「家を留守にするときは、換気扇もしくはクーラーを付けっぱなしにしておく。そういうところでケチると後々、自分が泣きを見る」ということが身にしみて分かりました。
同時に、日本で洗濯機のスイッチをピッピッ!と入れれば何の問題もなくが洗濯できること、照明のスイッチを入れれば点滅することもなく電気が点くことがどれだけ有り難いことだったのか、痛切に感じるようになりました。

そして、こうやって皆、トラブル対応の交渉で英語を覚えて、なめられないように肝っ玉を強く持って、海外で生活できる適応力を養っていくのかなぁ…とも思ったり。おそらく、こういうトラブルはドバイだけではなく日本以外の国なら、どこでも起こりうることです。しかも、日本みたいにすぐに駆けつけて直してくれません。時間に遅れるどころか、修理日を平気でドタキャンすることも考えられます。

まずは新天地が海外か国内かにかかわらず、皆さんの新生活がトラブルに見舞われることなく、良い大家さんに巡り合えることを願うばかりです。
でも、サバイバル生活もなかなかできない経験なので、これはこれで「今度は、どんな予想もしないトラブルが起こるんだろう…?」って、ワクワクしてきますよ。

大家さん逃亡か?原始的生活を強いられる

大家さん、マンションのビルマネジメント会社に管理費を払っていないせいで、洗濯機の修理ができなくて。大家さんは「俺は支払った」と言い捨ててサウジアラビアに出張(という名目の事実上逃亡)。「早く対処してくれないと、もっといろんなもの壊しちゃうよ」って大家さんを脅したら1カ月たって、やっと対応してくれました。

大家さんはイラン人でした。お国柄や国民性が関係するかははっきりしませんが、とにかく交渉に時間がかかるし一筋縄ではいきませんでした。

原始的生活から丸1カ月、やっと大家さんと連絡付く!

最終的に大家さんと連絡が付いて、諸々の修理が終わったのが丸1カ月後でした。
修理費用は大家さん持ちなので、前述の
1)トイレの水漏れ
2)電気コンロのスイッチ
3)壊れた洗濯機
だけではなく、
4)リビングの電気が通っていない薄暗い照明
5)湿気で膨張して開閉できなくなった扉(トイレ、物置き、寝室、浴室、ベランダと、玄関以外の扉すべて!)
6)キッチン棚の取れた取っ手
ーーと、1カ月も放置された恨みをここぞとばかりにぶつけて、徹底的に修理してもらいました。

3カ月家を不在にしただけで、それまで何の問題もなかった家が、一気にここまでボロくなるとは。

ドバイでは地域やビルによって、大家さんとの修理の契約内容、費用分担がまちまちで。
わが家は大家さんが全額負担してくれましたが、負担してくれない大家さんの場合、修理せずに我慢して暮らす人も多いそうです。

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