「引っ込み思案」はママのせい!? 消極的な子を上手に育てる2つの方法
新学期が始まり、新しい生活が始まることは楽しみな反面、環境に馴染めるのか親も子どもも不安な時期でもあります。
特に引っ込み思案なお子さんをお持ちの方は、「我が子は保育園でうまくやっていけるんだろうか。もしかして、いじめられてしまうんじゃないか」と心配していることでしょう。
その不安への対処方法は、子どもの引っ込み思案の理由によって大きく異なります。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が引っ込み思案の子どもへの接し方をパターン別にお話ししたいと思います。
■もともと引っ込み思案の子の場合
生まれつき積極的な子がいれば、生まれつき消極的な子もいます。
元気よく走り回っている子や物怖じしない子を見て「なんでうちの子は消極的なんだろう」と、羨ましくなっていませんか? でも、それは「我が子にはこうであってほしい」という理想の子ども像の押し付けにすぎません。
積極的な子に長所があるように、消極的な子にもその子なりの長所があります。
例えば、公園でなかなかお友達の輪に入らずに、じっと様子を伺っている子は、周りをよく見ている慎重派だったりします。
そこへ「なんで皆と一緒に遊ばないの!」と口を出してはいけません。「怖いから公園には行かない」と言っている訳ではなく公園までは行ったのですから、それだけで十分ではないですか。親は、もし公園が嫌になった時、いつでも戻って来られる安全基地として傍にいてあげましょう。
大好きなママが“おとなしい子は好きではないビーム“を目から出して、性格を否定してしまうと、ますます子どもの不安感が強くなってしまいますよ。
■親の「過干渉」で引っ込み思案になってしまった場合
生まれつきの気質だった場合は心配することはありません。でも、育て方で臆病になり、引っ込み思案になってしまうこともあります。
・たいして危なくもないのに「危ないからやめなさい」と禁止する
・子どもが遊びたい相手ではないのに「○○ちゃんと遊びなさい」と指図する
・子どもが遊びたい遊具ではないのに「今日は滑り台で遊びなさい」と指示する
・プレゼントは子どもが欲しいものではなく、親があげたいものを与えている
このようなことを子どもにしていませんか?
子どものためによかれと思っているのかもしれませんが、「あれもダメ、これもダメ」と禁止や否定語ばかり浴びせかけられて育つと子どもは縮こまってしまいます。
そして、何を決めるのも全て親の指示を仰ぐ、自分で何も決められない指示待ち人間になってしまいます。
そうならないためにも、親は口を出したい気持ちをぐっと抑えて、一歩下がってアドバイザーに徹しましょう。
公園の子ども達の群れになかなか最初の一歩が踏み出せない場合は、子ども任せにするのではなく、近くまでママが一緒についていきましょう。
そして、「ママがそばについているから、“仲間に入れて”って自分で言うんだよ」と、アドバイスするのです。この一言が言えた子どもは、自信をつけます。そして、今度からはもっと積極的に行動できるようになるのです。
いかがでしたか?
子どもには様々な個性があります。後先考えずチャレンジ精神旺盛な子もいれば引っ込み思案な慎重派もいます。今は引っ込み思案でマイナスに見えてしまう行動も後になって“よく状況を見極めて行動する”強みになったりします。
ついつい「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」と言いすぎてしまう方は、少しくらい失敗させてもその経験で勇気やチャレンジ精神の副産物を得られると思って我慢しましょうね。
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』