家ではデキないママ!? 仕事がデキる人ほど陥りやすい「子育て中のイライラ」を減らす方法
会社ではバリバリ仕事ができるキャリアウーマンの方、家に帰ってからイライラしていませんか?
特に子育てをしていると、スケジュールが思うようにこなせないことで、ストレスをためてしまうこともありますよね。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が仕事ができる人ほど陥りがちな子育てのイライラ問題についてお話します。
■子育てはスケジュール通りには進まない
仕事は、職種にもよりますが段取りから時間配分まで、ある程度は自分のペースで進めることができますよね。相手がいたとしても、しっかり事前準備していればそれなりの成果が出せるものです。
それに比べて子育てはそう、うまくはいきません。
仕事と同じ考え方で「19時までに夕飯の準備をして、19時半には片づけ。20時にはお風呂に入れて、21時には寝かせる。そのあとに自分の趣味や仕事をやろう」と、30分刻みにスケジュールを立てたとします。
しかし実際は、お皿をひっくり返したり、好き嫌いしたり19時半までに食事が終わらないことはもちろん、お風呂に入れようとすると嫌がったり、寝かしつけようとしても、遊び足りないのか興奮して22時23時と時間だけが過ぎていくことが、日常茶飯事だったりします。
勉強も仕事も自分の努力次第でうまくいってきた人ほど、これまで円滑に毎日のスケジュールをこなしてきたはずです。そのため、思い通りに動いてくれない子どもにイライラしてしまうのです。
しかし、子どもも一人の人間です。自分の思い通りに動かそうというのは、少し傲慢な考えではありませんか?
実際、子育てをしながら働くと「ああ、仕事って自分のペースでできるから、なんて幸せなんでしょう」と感じる方も多いようです。本当に子育ては思い通りには行きませんよね。
■テキパキママほど陥りやすい過干渉
ママがなんでもテキパキと要領よくこなすタイプの場合、子どもが少しでもグズグスしているとイラついてしまいがちです。
「将来、娘には私のような自立した女になってほしい」と思っているので、過保護にする気は全くないのですが、つい過保護・過干渉の子育てに走ってしまいます。
おもちゃを散らかしていると「片付けなさい」と注意しつつも、親が全部片付けてしまったり、朝食をグズグズ食べていると「早く食べなさい」と叱りつつ、時間がないからと口に運んでやったりしていませんか?
子どもが自分でやりたいと思っていても、親から口や手を出されると、次第に自分では何もやらなくなっていきます。そして、子どもは「ママが全部やってくれる」と学習してしまうのです。
こうしてせっかちなママの子は親には似ずに、自分では何もできない子になっていきます。そして、自分で何もしない子どもにママはさらにイライラするという悪循環が起こるのです。
では、どうしたらよいのでしょうか?
■子育てで大切なのは段取りではない
仕事は自分のもの。だから、自分で段取りをして自分で動き、それなりに成果が出るものです。
しかし、子育ては子どものものです。
将来、親の元を巣立っていくときに自分でできる、“自立した人間”を育てることが目的です。
そのために必要なのは、自分でできるようになるまで、見守ることなのです。ビジネスのように段取りや生産性を優先していると、子どもはいつまでも自ら動くようにはなりません。
朝、子どもがグズグズしていていつも遅刻してしまいそうな場合は、いつもより30分早く起きてみましょう。そうすることで、時間に余裕ができるので、子どもがグズグズしていても、イライラせずに見守ることができますよ。
いかがでしたか?
あるママが呟いていました。「私の人生は全て思い通りになってきた。この子以外はね」と。
ズバリ、子育てってそういうものなんです!
特に、自分の努力で道を切り開いてきた人は大変かもしれませんが、“すぐに結果を期待しないで見守る”姿勢も時には必要だったりしますよ。
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』