金正恩氏を悩ませる、実母が「大阪生まれ」という不都合な真実 (2/2ページ)
公式の教科書で明らかにするほど、彼の経歴が美化、体系化されていないからだ」(情報筋)
金父子の偶像化では、「母(オモニ)の伝説」に重点が置かれていたが、正恩氏の母は、大阪生まれの在日朝鮮人で、1960年代前半に北朝鮮に渡った高ヨンヒ氏だ。
資本主義の空気を知る在日朝鮮人帰国者は、北朝鮮の体制から潜在的な敵対分子とみなされ「出身成分」と呼ばれる社会階層の下位に置かれている。
ちなみに、出身成分の頂点に君臨するのはもちろん、金日成ー正日ー正恩と続いてきた「白頭の血統」だ。北朝鮮の偶像化教育は、この血統の絶対化が目的とも言える。
だからこそ、出身成分のよくない高ヨンヒ氏が母親であるというのは北朝鮮にとって「不都合な真実」であり、正恩氏の偶像化教育においてネックになっていると見られる。