手軽な本格派スチームクリーナー!『SC1プレミアム』 洗剤不要で99.99%除菌、頑固な油汚れも吹き飛ばす
加圧された蒸気の力で、洗剤を使わずに除菌・洗浄するスチームクリーナーは、どうしても「大掛かりな機械」という印象が強かったが、ドイツのケルヒャー社製の『SC1プレミアム』は、そんなスチームクリーナーのイメージを一新した。女性でも片手で扱える、スティックタイプのスチームクリーナーなのである。さっそく、その洗浄能力と使い勝手を試してみた。
■ケルヒャー『SC1プレミアム』は、スティック型のスチームクリーナー
家の掃除用具が進化している。ルンバに代表されるロボット型の掃除機の普及に加え、従来のキャニスタータイプから、小型軽量化されたスティックタイプの掃除機が主流になりつつある。スチームクリーナーも小型化が進んでおり、今回のケルヒャー『SC1プレミアム』はいよいよ限界に近いと思われるサイズを実現している。
■注水して3分で準備OK
箱から取り出して、まず驚かされるのは、その本体の軽さ。重さ1.5kgは、スティックタイプの掃除機と比べると、その軽さは圧倒的。やはりモーターがないというのは、重量面で、とても有利である。まるでアイロンを持って掃除をしているような、そんな重さなのである。
モーターがない代わりに、このスチームクリーナー本体に搭載されているのは「小型ボイラー」。お湯を沸かし、加圧した蒸気をノズルから噴出することで、汚れを落とし、除菌するのである。
そんな高温・高圧の蒸気を作るため、このスチームクリーナーを使うために最初にすることは、ボイラーに水を入れること。コンパクトサイズなので、水は200ccしか入らない。水を入れたら、給水口のバルブを締めるが、この作りが秀逸である。
とても頑丈にできているのは当たり前として、ボイラー内部が高温で圧力が高いときには、バルブは空回りして開ける事ができないようになっているのだ。また、ロックボタンも装備されていて、ホースやノズルを付け替えたりするときには、蒸気が飛び出さないような安全設計になっている。
水を入れたら、本体側面下のボタンをオンにして3分待つと、使用準備完了となる。あとは、使用目的に応じて、この本体にアタッチメントを取り付け、掃除をするだけだ。
実は、このケルヒャー社製のスティックスチームクリーナーには、全くスペックが同一で、付属するアタッチメントが少々異なる『SC1プレミアム』と『SC1クラシック』の2つのラインナップがある。
クロスやブラシカバーの付属枚数が多く、それに赤色の先の尖った「スポットノズル」が付属する『SC1プレミアム』は家電量販店チャネルからの販売用で、それらが付属しない『SC1クラシック』はネットショップやホームセンターからの販売チャネル用となっている。
どちらにしても、主要なアタッチメントはほとんど同一で、しかも本体スペックも変わらないので、大きな違いはないが、記者の使用した印象では、サッシのレールの間など細い場所の汚れを吹き飛ばすのに、「スポットノズル」は便利なので、記者なら『SC1プレミアム』の方をチョイスするだろう。
■洗剤不要で除菌もできる
さて、さっそくあちこちと、このスティックスチームクリーナー『SC1プレミアム』を使って掃除をしてみる。
油汚れの酷いコンロや換気扇は、小さなブラシをノズルに付けて、さらにその上にタオルを被せて使用。蒸気を発生させるボタンを押しながらゴシゴシとこすると、さすがに高温のスチームは油汚れには効果てきめんである。どんどんとベトベトの油汚れを流していく。
コンパクトなクリーナーでありながら、スチーム圧が意外と高いのには驚いた。スイッチを押して、蒸気が噴き出す様は、迫力満点である。スチーム吐出圧力は0.32MPa、ボイラー内の加熱温度は143℃になる。小さいのに、なかなか本格的なボイラーなのだ。
次は、ハンドブラシに付け替えて、網戸の汚れを落とす。安定した高温の蒸気が、強い圧力で噴出するため、網戸の裏側に汚れが吹き飛ばされる。頑固な汚れの網戸も、両側から2~3回蒸気を当てると、新品のようにきれいになった。
サッシのレールの間の汚れや、サッシのガラスの端に溜まった汚れも、先の細い「スポットノズル」を使って、きれいに吹き飛ばすことができた。
フローリングの床には、モップヘッドのようなアタッチメントにクロスを取り付けて使用。汚れも落ちるが、何より高温のスチームを使うことで、洗剤を使わずとも除菌できるという清潔感がありがたい。メーカー資料によると、99.99%除菌できるということである。
洗剤を使わないので、特に赤ちゃんなどのいる家庭では、安心の家庭内環境作りができることだろう。
■スチームクリーナーがとても身近に!
この『SC1プレミアム』は、スティックタイプのコンパクトサイズなので、注水量は200ccだけで、スチームの連続使用も6分程度と短い。だからこそ、女性でも片手で軽々と操作できる操作性を実現できているのだが、しっかりと掃除したい人には、やや物足りない。
そういう人には、同社のキャニスタータイプのスチームクリーナーをオススメする。そちらは、もっとボイラーの容量が大きく、しかもスチーム吐出圧も強いからだ。ケルヒャー社のスチームクリーナーの全ラインナップは、こちらから見ることができるので参考にして欲しい。
この『SC1プレミアム』は、あくまでも、本格的なスチームクリーナーの機能を手軽に使うことができて、しかも毎日、少しずつの「簡単お掃除」に向いている商品なのである。そう思って使えば、この「スチームの力」は、とても使えるものであることが実感できた。
『SC1プレミアム』は、3月23日発売。参考市場価格1万9980円(税別)。発売元・ケルヒャージャパン株式会社(宮城県黒川郡)である。
ケルヒャー 家庭用スティックスチームクリーナーKARCHER SC1プレミアム