専門家が伝授!一人っ子を「わがまま」に育てないための秘策とは (2/3ページ)
(4)相手の気持ちに立って考えられるようになる
兄弟で意地悪をしたり、されたりすることで、意地悪をする人、される人の両方の気持ちがわかるようになります。
そのため、困ったときは人を助けてあげることができる思いやりの気持ちが育ちます。また、自分が困ったときは上手に助けを求めることができるようになります。
■一人っ子は「わがまま」になると言われる理由
しかし、一人っ子の場合はおもちゃや食べ物を取り合ってケンカする機会はなかなかありません。
自分のペースで自分のしたいことができるため、おっとりとした穏やかな性格に育つかもしれませんが、なんでも思い通りになってしまうと、我慢強さや、相手の立場を理解することを学ぶきっかけがつかめません。
その結果が、“一人っ子はわがままになる”と言われる理由なのでしょう。
では、兄弟がいない分、一人っ子はどのように社会性や協調性を身に着けていけばよいのでしょうか。
■一人っ子には「縦割り保育」がおすすめ!
子どもの性格も見極めながら、わがままにならないようにしつけることはもちろん大切ですが、家庭での訓練はなかなか難しいものです。
その場合は、“縦割り保育”を行う、幼稚園や保育所などで補うと良いでしょう。
縦割り保育とは、異年齢児が一緒に学ぶ保育形態のことを指します。
一般的に日本の幼稚園では、年少、年中、年長とクラスが分かれ、同じ学年の子と過ごすことになります。その一方、縦割り保育は、年少から年長が一緒に過ごします。
そのため、ちょうど年子の兄弟が上にも下にもいるような環境になるのです。
縦割り保育では兄弟がいることのメリットはもちろん、兄弟だけで過ごすよりずっとたくさんの個性ある子ども達と出会うことになります。
年齢や性格、育つ環境の違う子と過ごすことは、社会性や協調性が育まれるだけでなく、年上の子に対する尊敬や憧れ、年下の子に対するリーダーシップや思いやりなども育むことができますよ。