「歯磨き粉」って何歳から使うの?プロがすすめる年齢別歯みがきアイテム
最近は昼食後の歯みがきを習慣付けている保育園や幼稚園も増えてきました。
子どもの頃から歯みがきの習慣を身につけることは、将来の歯を守るためにも、とても大切なことです。
そんな中、子どもの歯みがきに関してよく分からないのが、“歯みがき粉”を使う時期。「歯が生えてすぐ?小学生から?」とママの疑問は尽きません。
今回はママの「歯みがき粉はいつから使うべきなの?」という疑問に、ママ歯科医師である筆者がお答えします。
■泡は虫歯を予防してくれない
ところで、歯みがき粉のむし歯予防効果はどこにあると思いますか。磨いている間の泡?歯みがき粉に含まれる研磨剤?
いえいえ、実は歯みがき粉に含まれる“フッ化物”がむし歯予防に効果があるのです。
歯みがき粉は泡立ち良く、つい磨いた気になりますが、そこが盲点なのです!
泡が勝手に汚れを落としてくれるわけではないので、しっかりと歯ブラシを当てて、プラークを落とすことが大切なのです。
歯みがき粉には発泡剤や研磨剤なども含まれているため、子どもがうがいができるようになってから使うと良いでしょう。
ただし、うがいできるようになるまで歯みがきを全くしないのは考えもの。
歯は生え始めてから約2年間は非常に弱く、とてもむし歯になりやすいのです。その分、歯がフッ素を取り込みやすい状態にあるので、前歯が生え揃う1歳頃から虫歯予防をはじめることをおすすめします。
では、具体的にどのようなアイテムを使用し、どのような方法で行なうとよいのでしょうか。
■ 年齢別!おススメの歯みがきアイテム
歯みがきにはいろいろなタイプのものがあり、それぞれ期待できる効果が異なります。そのため、年齢ごとに適したものが異なりますので、子どもの成長に合わせて歯みがきアイテムを選ぶと良いでしょう。
●うがいができない時期
歯みがき粉ではなく、フッ素濃度として500ppm以下のフッ化物配合ジェルやフォームを使いましょう。
1日1回、就寝前になにも付けていない歯ブラシで汚れを落としたあと、米粒大を歯ブラシにつけて仕上げ磨きをします。この程度の使用量でしたら、うがいができなくても安全に使うことができます。
● うがいができる6歳未満
6歳未満では大人と同じ歯みがき粉を使うと、フッ素の濃度が高過ぎる場合があります。研磨剤、発泡剤が配合されていない500ppmのフッ化物配合ジェルを使いましょう。
なにも付けずに磨いた後、口をすすぎ、歯ブラシにジェルをつけて仕上げ磨きをします。その後、大さじ1杯くらいのごく少量の水で1度だけうがいし、30分は飲食しないようにするとより効果的です。
ジェルの使用量は生え始め~2歳頃までは米粒大、3~5歳では5ミリ程度の量を目安にしてください。
● 6歳未満だけど歯の着色が気になる場合
頻繁に麦茶などを飲むと、歯の着色が気になることがあります。歯科医院で定期的にクリーニングすれば問題はありませんが、どうしても気になるときは、研磨剤配合の子ども用歯みがき粉を使うとよいでしょう。
使用量は3~5歳で5ミリ以下の量です。少量の水で1度だけうがいし、30分は飲食しないようにしましょう。
いかがでしたか?
歯科医院で塗るフッ化物よりも、フッ化物配合ジェルや歯みがき粉を毎日継続して使う方が、むし歯予防には効果的と言われています。
歯みがきの方法や使用するものに困ったら、気軽に小児歯科で聞いてみましょう。親子でぜひおうちケアに取り組んでみてくださいね。
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【参考】
※ 子どもたちの口と歯の質問箱 ‐日本小児歯科学会
※ 子どもの歯みがき習慣‐日本小児歯科学会
※ How to care for your baby’s gums and emerging teeth−baby center
【筆者略歴】
※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。