鵜呑みにしちゃダメ!著者の職業別「育児本」を賢く読み解くコツ (2/3ページ)
そうしなければ困るのは子どもだからです。
(2)教師や保育士の場合
教育現場でたくさんの子ども達を見てきた教師や保育士は、子どもの特性や傾向、言動についてもよく観察しています。
ですから、「うちの子は他の子より成長が遅いのかな?」といった不安や疑問に対して、子ども達の平均的な傾向を教えてくれるでしょう。
ただ、学校というのは、子ども達が大人の庇護の下で学ぶ場であり、実際の社会とは全く違います。グローバル社会と言われる現在ですから、日本的な考えや教育がそぐわない部分もあるということを頭に入れてから、参考にした方がいいでしょう。
(3)子育て経験者の場合
自分の子どもを育てた経験から子育てのアドバイスをする場合、たいていは、人がうらやむような成功を収めた子どもの親であることが多いようです。この場合は正直言って、その子の持って生まれた才能や性格も大きく影響していることがあります。
ですから、「この通りにすればわが子も!」と、子どもに過剰な期待やプレッシャーをかけるのは考え物です。
どんな考え方で、どう接して成功したのかを知ることは参考になるかもしれませんが、あくまでもよその子どもです。自分の子どもとはまったく性格も能力も違う、ということを頭に入れておきましょう。
いかがでしたか?
子どもは一人一人違いますし、家庭環境もそれぞれ違います。筆者も含めてどんな専門家のアドバイスもパーフェクトではありません。
子育て本の内容をすべて鵜呑みにして実践するのではなく、まずは子どもを自分の目でしっかり観察することが重要です。そこで見つけた問題や補いたい部分などから、自分の家庭環境に合うと思える子育て本を参考に、少しずつ取り入れていきましょう。