「医者が飲まないクスリ」こんなにあった! (2/3ページ)
新薬ですら調査期間が限られ、本当の意味での安全性がわかっていないのに、さらに短期間で作るジェネリックが信頼に値するでしょうか?」
安いから、有名だから、売れているから――そんな間違いだらけの薬選びで、提供する側の"医者も飲まないクスリ"を飲んでいないだろうか?
そこで、本誌は、さまざまな症状別の"医者が飲まないクスリ"を緊急調査し、まとめた。以下、個別に見ていこう。
強力さゆえに思わぬ副作用も
まずは、シーズン真っ盛り(?)の花粉症の代表的な薬「セレスタミン」から。
「他の分野の薬の売り上げが軒並み落ちている中で、一番伸びているのがこのアレルギー薬です」(内海院長)
内海院長によれば、花粉には体に悪い微量物質がいろいろ付いているので、それを鼻水で洗い流そうとするアレルギー反応が起きるのは自然なことだという。
「ですが、このセレスタミンには、アレルギーに関わるヒスタミンの作用を抑える抗ヒスタミンと、それよりももっと強い作用のステロイドが混合で入っているので、効きやすい分、副作用も大きいんです」
セレスタミンは、血管を強力に収縮させて、花粉症特有の鼻詰まりも取り除いてくれるが、体全体の血管まで収縮させることから、脳出血や心不全、心筋梗塞を引き起こすこともあるという。
花粉症でなくとも、かぜで鼻水が止まらない人も要注意。解熱、頭痛緩和などに処方される非ステロイド系消炎鎮痛薬の一種である「ボルタレン」がそれだ。
「花粉症同様、熱が出るのも、体内の白血球などがかぜのウイルスを撃退しようとしている自然な反応です。熱を下げれば、かえって長引き、別の病気を誘発します。解熱に加え鎮痛効果も非常に強く、リウマチ患者の関節痛など、整形外科でもよく使われます。ロキソニンやボンタールなども同じです」(内海院長)
ボルタレン服用時は、その強力さゆえ、胃潰瘍などにならないように胃薬を一緒に飲むのが必須だ。もし怠れば、非常にまれなケースだが、胃腸出血、肝臓病、心不全や心筋梗塞まで起こすこともあるという。
次はインフルエンザ。鼻水、のどの痛み、咳などの症状を伴う呼吸器の急性炎症であるかぜと異なり、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる。