これまでは、築地のオイスターバー、高級立ち飲み割烹、お花見バラチラシ、北海道蟹三昧と、日本食を中心としたグルメデートを紹介してきた。 もう、彼女の舌は君のグルメデートなしではいられない。美味しい記憶は、彼女の味覚中枢に刻まれている。そう、美味しいものを食べさせてくれる君に、無意識に、信頼関係を築いているはず。 さて、今回は、そんな二人の「信頼関係」を「恋愛関係」に発展させる「勝負ディナー」或は「お誕生日（記念日）ディナー」に使えるお店を紹介しよう。

■待ち合わせは汐留で

サラリーマンの聖地、新橋駅を、汐留口へ。

階段を降りて、地下街（Wing）を抜け、汐留方面へ数分。
左手に、「汐留シティセンター」の入り口がある。

地下の入り口から、エスカレーターで１階へ。そこで、高層階行のエレベータで41階へ。42階との吹き抜け部分に、大きなゆったりした革張りの椅子が6つ誂えてある。

これから始まる素敵な夜景イタリアンにふさわしい、格調のある待ち合わせ場所だ。

■勝負ディナーは「夜景ペアシートイタリアン！」

このお店は、そう、何度か紹介した、2軒目のバー、MAJESTICだ。

実は、ここは、”Bar & Lounge MAJESTIC”で、もちろん、きちんとしたイタリアンディナーが食べられる。今までは、オイスター三昧、蟹三昧で、食欲を満たした後、一気に、雰囲気を上げるために、2軒目として紹介してきたお店。

ここの秀逸な点は、東京タワーの全体像が見渡せる「ペアシート」の存在。全部で6席しかない。しかも、この場所を指定できる、カップル用のディナープランがある。￥7480で、6品のコース料理。魚料理と肉料理ともに含まれていて、コストパフォーマンスもいい。

まず、スパークリングカクテルで乾杯

コースに乾杯用のカクテルが付いてくる。
この日は、日向夏のスパークリングカクテル（上の写真のシャンパングラス）で、さっぱりとした味わい。
泡ものをつけてくれるなんて、なかなか、心憎い気配りだ。

スターターは、雲丹のフラン（上の写真のカップ）

これは、秀逸。
牡蠣が好きで、蟹が好きな彼女なら、嫌いなはずはない。
でも、ここは、手掴みでは食べない。スプーンで、上品に頂こう。

■3種ブレッドとサーモンのディップ ＆ 旬の前菜2種と季節野菜添え

3種類の自家製パン（写真奥、既に食べてたので、3種類ないけれど）。
適度な硬さで美味しい。サーモンのディップと相性がいい。
前菜2種と季節の野菜（写真手前）は、見た目も綺麗。

■鮮魚をシェフのお勧めの調理法で

この日は、目鯛の炭火焼。
香ばしくて、旨い。

■国産牛サーロインステーキ

少量だけど。それがいい。

魚も肉も、少量なので、彼女でも両方とも平らげることができる。少量にして、色々食べられて、お値段もリーズナブルというのは、この素晴らしい東京タワーの全体を２人締めできる夜景を考慮すると、秀逸と言わざるを得ない。料理も手を抜いているなんてことはなく、どれも、美味しい。

■お約束のドルチェ

イタリアンジェラートとケーキ。
これを嫌いな女子はいない。

■今日の２軒目は、「恋人たちのカップルシート」

こんなに素晴らしい夜景、しかも、カップルシート。彼女と肩を触れ合い並んでいる。

食事時間は、2時間30分まで。
ならば、このまま、ここで、バータイムだ。

次に、席の予約がなければ、お店側も対応してくれる。

但し、新たにBar Chargeが掛かるけれどね。確か￥1500/人だった。
ディナー利用のお客には、サービスしてほしいところだけれども、まあ、この素晴らしい夜景代だと思えばいい。

食事中は、フォークとナイフを使っているから、そんなに、彼女に触れない。

でも、Barタイムなら、別だ。

彼女は、サングリア（写真左）、僕は、フローズンマルゲリータ（同右）。

カップシート、目の前は東京タワー、隣りとは適度の距離が保たれ、他の客と目を合わせることはない、という完璧なセッティングだ。
だから、彼女とイチャイチャ、そう彼女に触ることが出来ちゃうのが、このカップルシート。まあ、2人の関係次第だけれど、彼女を口説きながら、彼女のネイルを褒め、手を握る、彼女の太腿に、そっと、手を添える、あるいは、腰に手を回す、彼女の反応を見ながら、あくまでも、ジェントルマンで。

■「デートのお作法　今日の格言」

女の子は、美味しいものに弱い。
キラキラしたものに弱い。

夜景ペアシートイタリアンは、おしゃれ感が増し、彼女をお姫様にする、そして、君をイケメンに見せる、魔法の「勝負デートセッティング」だ。