“死の湖”で写す“生命”。触れるものを石にする赤い湖『ナトロン湖』が話題。

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“死の湖”で写す“生命”。触れるものを石にする赤い湖『ナトロン湖』が話題。

そこは、明らかに異質な場所であった。 タンザニアにある通称“死の湖”と呼ばれている赤い湖『ナトロン湖』。乾季になると、微生物が大量に発生して、まるで地獄を思わせる真っ赤なマグマのような姿になる。 このナトロン湖では、ほとんどの生物は生きることが許されない。湖のpHは9−10と、アンモニア並みの強烈なアルカリ性であり、付近に木々は生えず、日陰もない。故に多くの動物たちにとっては、とても生きづらい環境なのだ。 また、ナトロン湖は単なる塩湖というだけではなく、湖の底や周辺から炭酸ナトリウムを噴き出しているソーダ水の湖でもある。 しかし、これらが引き起こす不思議な現象によって、“死の中の生”の世界を見ることができるのだ。

触れるものを”石”にする湖

ナトロン湖で発生している“炭酸ナトリウム”は、は水を吸収するため乾燥剤としても使えることから、古代エジプトでのミイラ作りに使われた。
さらに、大気中の湿気にさらされると炭酸ナトリウムの中の炭酸塩が反応してpH値が上がるため、菌が繁殖しにくくなる。

つまり、ここを訪れた生物たちは、湖の毒性に耐えられず絶命し、やがてミイラのように化石となってしまうのだ。

“死の中の生”

この化石化した動物の写真を撮り歩いて、最近写真集「Across the Ravaged Land」を出版したニック・ブラント(Nick Brandt)さん。
彼は、動物の化石を湖畔で拾い、“生きていた当時のポーズ”にして撮ったのだ。その写真は、まるで魂を蘇生し、死んでしまった生物を蘇らせて撮ったを捉えたようなのだ。

出典: washingtonpost

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生物のいない死の世界。
訪れてみたい方は、その魅力に囚われて近づき過ぎないようにお気をつけて…

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