JAXAが研究につかった液体を空中浮遊させる技術「静電浮遊法」がスゴい (2/2ページ)
こうした元素は固体と液体で大きく性質が異なることが知られていて、シリコン、炭素、ゲルマニウムなどは固体では典型的な半導体だが、融けると金属になる。
これまではホウ素も同様に融けると金属になると理論的に考えられていたという。しかしこの実験の結果、ホウ素融体は金属ではなく半導体的性質を強く持つことが明らかになった。今回の研究は、米国物理学会誌『Physical Review Letters』に掲載され、オンライン版でも公開されるという。
今回使われた静電浮遊法は、2,000度以上の超高温状態を空中に実現できる画期的な手法だ。現在JAXAによって国際宇宙ステーション『きぼう」』日本実験棟へ搭載する超小型静電浮遊溶解装置の開発が進められていて、2015年中には『きぼう』に輸送されて、地上では困難な高温融体の実験が行われる予定だという。
ごく身近な物質でさえ、超高温、超高圧下での性質は意外と知られていないということがあるようだ。こういった物質の性質を詳しく理解して利用できるようになると、新たな材料開発につなげることも可能だと期待される。
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