花火をアートとして表現した写真集・刑部信人『花火』が美しい!
真っ暗な背景に光の線、そこに力強い「花火」の題字が印象的なこちらの写真集、ただの花火を写した写真集ではありません!花火を、カメラを使ってアートとして表現した作品集なんです。
さっそくその作品をご覧ください!

出典: 箱庭
まるで、光が自由自在に動き回っているよう!

出典: 箱庭
花火だけど、花火じゃない、そんな不思議な作品が次から次へと現れます。

出典: 箱庭
繊細なラインが、とってもきれい。
このように、夜空に光のラインで絵を描いたような作品たちが収められています。
こちらの作者、刑部信人氏は、フォトグラファーとして様々な作品を生み出してきましたが、今回、この「花火」という作品集は、デジタルカメラを使って写真という形に落とし込んだ現代アートになっています。
映像は時間を映し出すけれど、一枚の写真としての“モノ”に、一定の時間を落とし込める長時間露光は、写真にしか出来ない表現方法。
映像や、一瞬をとらえた一般的な写真は、人間の目で見える光景・景色が収められていますが、長時間露光によって生み出される作品は、10秒間が一枚の写真に収められている「目にみえないもの」が「目に見えるもの」となって表現されるんです。
それは、写真でしかできないこと。

出典: 箱庭
そして、ただ長時間露光をしただけでは、こんな風には撮れません。
花火の光に動きがあるのは、カメラを動かして撮影しているんだそう!
花火は、夜空を彩っているもの。それをただ撮るという受け身の姿勢ではなくて、こちらが花火を使って描いてやろう!と思い、この作品は生まれたんだとか。
写真というと、いろんな型にあてはめられがちで、写真としての在り方を語られることが多いけど、もっと自由に発想して、もっと自由に楽しめば、新しいものが生まれる可能性は無限にあるんだ、そんなことを感じて欲しいというのが刑部氏からのメッセージです。

出典: 箱庭
確かに、長時間露光でカメラを動かす、ということは、私たちでも出来ることですよね!
何かを作り出すのは、プロなのかアマチュアなのかなんて関係ない。
自分なりの面白さを発見して、ちょっとしたアイデアや工夫をすることが大事。
刑部氏本人も、楽しみながらこの作品を作ったそう。
今は、アートを作り出すのは特別な人だけに限られたことではなく、いろんなものが手に入れやすい時代。
楽しみながら一生懸命作ることで、いくらでも良いものが作れるので、より多くの方に、この「花火」を見て刺激を感じてもらい、面白い作品を生み出すきっかけになって欲しいとのことでした。
こちらで紹介したのは、ほんの一部。
思わず「わぁ!」と言ってしまう作品がたくさんです。
みなさんも、刑部信人「花火」で、新しい発見をしてみてはいかがでしょうか。

出典: 箱庭
タイトル:花火
写真:刑部信人
デザイン:落合慶紀(ガレージ)
定価:本体2300円+税
ISBN 978-4-902943-91-7
判型:A4版変形(297×225mm)
84ページ/オールカラー/ソフトカバー
出版を記念して、写真展も開催されています。
展示されると、また違った迫力を味わえますよ!
京都へお出かけされる方は、ぜひ足を運んでみて下さいね~。
http://www.foiltokyo.com/gallery/exhibitions/hanabi2/hanabi.html
開催期間:2015年4月11日(土)~5月3日(日)
営業時間:月~土 11:30~19:00 / 日 11:30~18:00 ※水曜休廊
入場料:300円(中学生以下無料)
場所:FOIL GALLERY
〒602-8453 京都市上京区笹屋町通智恵光院西入笹屋町1-519 マーブルビルディング3F
Tel : 075-451-6162
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写真の可能性は無限大!花火をアートとして表現した作品集・刑部信人「花火」
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写真の可能性は無限大!花火をアートとして表現した作品集・刑部信人「花火」