「ドラキュラ伯爵」が漂着した港町、イギリスのウィットビーに行ってみよう (2/2ページ)

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アングロサクソン人の王国の1つ、ノーサンブリアの王様により、657年にこの修道院の原型となる建物が建てられました。そして現在も一部残っている建造物は、13世紀-15世紀にかけて建築されたものとされています。

その後16世紀半ば、時のイングランド王ヘンリー8世がローマカトリック教会と対立し、イギリス中の修道院に対して解散を命じたことに伴い、ウィットビー・アビーも閉鎖。更に時の流れと共に、北海から吹き付ける嵐などにより自然破壊が進みます。

そして最後の大きな打撃となったのが、第一次大戦中のドイツ軍による爆撃。これにより、決定的に廃墟となってしまいました。

ただ廃墟となれども、気品ある美しさを保つこのウィットビー・アビー。現在は、英国政府が歴史的建造物を保護するために運営する組織であるイングリッシュ・ヘリテッジにより、保護対象となる400ものイギリスの歴史的建造物の1つとして指定されています。

ちなみに、この世界的な小説「ドラキュラ」を生み出すきかっけとなったウィットビー。しっかりと小説の中でも、「ドラキュラ伯爵」が北海を漂った後に流れ着いた場所として登場します。

小さい町ながらも、北海と崖の間に家々が綺麗に立ち並ぶ光景や海岸沿いの景観も素晴らしく、キャプテン・クックやドラキュラ伯爵にまつわる場所など、見どころ満載なウィットビー。イギリスの旅行通にとっては、実は密かなお勧めスポットなのです。

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