ガチで婚活してきたっ! オールナイト「サブカルくそ婚活」に潜入!
「“婚活”に行かない人、集まれ。」を合言葉に、普通の婚活に行っても馴染めないマイナー層向けという新機軸なオールナイト婚活イベント「サブカルくそ婚活」が、4月25日、ライブハウス・大塚Deepaにて行われました。
TV雑誌でありながら、内容のほとんどがサブカル的な記事やコラムが掲載されている情報誌『TVBros.』。その誌面の読者交流ページに連載を持つジョン・ヒロボルタさんが企画したこのイベント。
飛び入り出演も歓迎しているなど、謎のベールに包まれすぎたこの「サブカルくそ婚活」で、いったい何が行われるのか? そもそも本当に婚活イベントなのか? そして、「サブカル」とは何なのか?
気になりすぎたので、「ニコニコ超会議2015」を取材してきたその足で、KAI-YOU編集部が現場に潜入! アラサーサブカルくそライターことコダック川口が、参加者へのインタビューなどを交えながらその疑問に迫りつつ、実際にいち参加者として婚活してきました!
レッツ サブカルくそ婚活!
サブカルに溶け込むためにも(?)現代美術家・大竹伸朗さんデザインもどきの、解散したアイドル・BiSの非公式Tシャツを着用して潜入! 不安と期待が入り混じっての入場……。
会場に入るとテーブルやイスがたくさん並べてあり、思ってた以上に婚活感があるではないか! そして、めっちゃ人いる!
夜の23時をまわっているにもかかわらず大盛況で、それだけ需要があるということなのか、おそらくサブカルであろう人々が会場内と、外のバーカウンターにまであふれていました。男女比率も目算で6:4くらい? これは期待できそう!
言われるがまま名札に「コダック川口 趣味:アイドル・ゲーム」と書いてテーブルへ……。
獅子舞ストリップ!?
編集部が潜入した頃には、話題の(?)佑村河内攻(うむらごうちせめる)さんの三味線パフォーマンスはすでに終わってしまっており、落胆していると、ストリップがはじまるとのアナウンスが!
「え、婚活でストリップ?」と少々困惑してステージを眺めていると、なぜか獅子舞が登場!
まぁまぁ長い間、獅子舞タイムが続くので、「これは獅子舞をストリップと言い張った前衛的な出し物なのでは?」と思っていると、獅子舞の中から女性が登場! 人とゆめさんによる、局部を見せない「バーレスク」と呼ばれるストリップ軽演劇が披露され、会場は熱気に包まれました。
がっつり脱がれていましたが局部はちゃんとカバーされており、全くいやらしくない、明るく楽しいショーでした!
「獅子舞に頭を噛まれると幸福が訪れる」そんな民間伝承にあやかって、1000円ペイして噛まれてみました! これで婚活成功まちがいない。
ちなみに、人とゆめさんご自身も婚活の参加者でした。個性が強すぎっ!
出演者=婚活参加者!
「サブカルくそ婚活」では、婚活参加者がステージでパフォーマンスを披露します! テーブルで談笑しながら、個性的なステージの数々を堪能。
中でも注目度が高かったのは、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手ばりの王子様ファッションを身にまとう酒井少年さんによる弾き語り! ピュアそうな見た目ですが、屈折した性愛について歌うオリジナルソングを熱唱されていました。
持ち歌の「オ◯ニー~それがすべてさ~」では、『24時間テレビ』の大団円「サライ」ばりに「オ◯ニー」を会場全員で大合唱するという謎空間に発展! もちろん僕も歌ったのですが、不思議な感動がこみあげてきました。
酒井少年 オナニー~それがすべてさ~
さらに会場を沸かせたのが、90年代初頭に一世を風靡したお笑い番組『タモリのボキャブラ天国』にも出演されていたお笑い芸人・金谷ヒデユキさんによる替え歌芸。ここでは書けない、かなりブラックな替え歌を連発し、会場は、笑いの渦に巻き込まれていました。
いろんな女性と話してみた!
婚活イベントなので「ただただ普通にステージを楽しんで終わるわけにはいかん!」と、意気込んで女性とお話ししてみました!
話しかけてみると、みなさん気さくな方ばかり。画家、イラストレーター、ミュージシャン、プログラマー、出版業界、音楽業界、アニメ業界などなど、さまざまな職種の方が!
年齢は30代以上が中心かな?という印象。
女性でも格闘技好き、可愛い女の子を含めたアイドル好き、ゲーム好きな方などもいて、けっこう趣味が合う! 「ポケモン」が好きで、ラグラージを(異性として)偏愛しているという女性を発見! ちなみにクソコラで人気を博した進化前のヌマクローについては、「彼の子供時代をみているようで愛おしい」とおっしゃっていました。
また、アイドル大手のハロー!プロジェクトにおける、メンバー同士のイチャつきを愛でている女性など、熱狂的に何かにハマっている方々による濃い話がたくさん聞けました。
「今日は、婚活しにきたんですか?」とストレートに質問を投げかけると、本音かどうかはさておき「いや、なんとなく興味本意で……」と答える人が多く、「あなたはサブカルですか?」と質問すると、「いや、言うほどサブカルじゃないです……」という答えが多く返ってきました。
しかしながら、そもそも『TVBros.』読者の方も多く、振り返って考えてみてもサブカルが凝縮された空間で、サブカルくそライターとしては、水を得た魚のごとくひたすら居心地のいい空間になっていました。
見た目だけのファッションサブカルと違い、「サブカルか?」と問われて、それを素直に肯定できないちょっとひねくれたところに、真のサブカルのサブカルたる所以があるのかもしれません。
大喜利コーナーで軽くスベる……
婚活を盛り上げるプログラムの中には、中国人の審査員を笑わせるというハードルの高い「グローバル大喜利」コーナーも。出題されたのは「このおばちゃんは何と言ってますか?」という問題。
ステージに上がって「君に決めた!」と答えるも、中国の方にも会場にも全くウケず、チームの面々にめっちゃなぐさめられました……。
だんだんカオスになる会場! 午前4時の忍者ショー!
明け方近くになると、人が減ったような印象があったのですが、まさかLOVE抜けというやつでしょうか? 気のせいでしょうか? しかしながら、何でも楽しくなってくる時間帯独特のムードに。体力の限界からか、常時ステージに敷かれている布団で仮眠する人もちらほらいる一方で、DJタイムともなると、テンションをあげて激しく踊り出す方々も!
午前4時もなかばにはじまった、くノ一おはぎ一座による忍者歌謡ショー! 独特のエレジー(哀愁)を感じました。
果たしてカップル成立なるか!?
全ての演目が終了すると、「サブカルくそ婚活」もいよいよフィナーレに近づきます!
男女別に配られた用紙に、意中の相手の番号と名前を記入していきます。ここでお互いの番号が合えば、晴れてカップル成立となります!
ここで出会って、おしゃべりした女性たちをひとりひとりを思い返しながら、ガチで選ばせていただきました!
コダック川口の恋の行方やいかに……!
いよいよ、結果発表です!
MCの佑村河内攻さんと、ジョン・ヒロボルタさんがステージに上がり、結果を発表!
「なんとー、1組カップル成立してます!」の声に会場が沸きます!
「おおー!」一気に期待が高まる会場内。筆者も内心ドキドキでした……。
「それでは、発表します!……◯番、◯◯さん! そして……◯番◯◯さんです!おめでとうございます!」
自分がカップル成立したとばかりに思い込んでいましたが、完全に惨敗でした……。
残念な結果に終わったものの、約150人の参加者の中から、見事カップル成立となったお二人には会場からも祝福の拍手が送られていました! サブカルカップルおめでとう!
ちなみにお二人が結ばれたきっかけをうかがったところ、ドラマ化もされている清野とおるさんによる漫画『東京都北区赤羽』の話で盛り上がったのだそうです! これは読んでおかねばッ! ゆくゆくは結婚するのか聞いたところ、「まだわかりません」とさすがに苦笑されていました。
ステージの上には布団が敷いてある……もうふて寝やっ!
婚活に失敗したので、ただただ眠くなってしまいました。
ちょうどステージの上にはお布団があるじゃないか!
ということで、ちょっとだけ仮眠させてもらいました! 誰かが寝ていようが、もちろんおかまいなしに会場の撤収作業は進みます……。夢の中では、筆者もカップルが成立していたような気がします……。
「サブカルくそ婚活」に参加してみて感じたのは、「サブカル」と付いてるだけで、話しかけやすい! ということ。普通の婚活と違って、筆者のようにアイドルやゲームが趣味でも話が合う女性がいたりする。これはかなり貴重なイベントなのかもしれません!
世の中いる個性的なサブカル勢に勇気と希望を与える結果になったのではないでしょうか?
というより、是非ともまた開催していただきたい!
主催側によると、「夏もしくは秋ごろに500人規模の“誰でも出れるフェス”とコンセプトにした『フェスボルタ』を予定しており、婚活要素も入れたいと思っているので大舞台に出たい人は公式サイトもしくは『TVBros.』本誌をぜひチェックしていてほしい」とのこと。
また、「サブカルくそ婚活も今回の反省点を踏まえてまた開催したい」とのことなので、そちらを心待ちにしたい。