「家族もろとも銃殺」「機関銃で粉々に」…残忍さを増す北朝鮮の粛清現場を衛星画像が確認 (2/2ページ)
また、昨年10月に党幹部らが10人が処刑された際には、口径14.5ミリの重機関銃4丁をひとつにまとめた対空砲が6基も使われたという。口径14.5ミリといえば、車両の軽装甲を貫通させたりブロック塀などの遮蔽物を吹き飛ばすために用いられるもので、1発でも命中すれば人体などバラバラになってしまうシロモノだ。
こうした話はもともと、脱北者や北朝鮮内部にいるデイリーNKなどの取材協力者から、伝聞として伝えられるものがすべてだった。
しかしここへきて、アメリカの人権団体などが北朝鮮の衛星写真を解析。処刑の現場と思しき場面を確認している。
こうした処刑はどのような理由で行われるのであれ、国際法に違反している可能性が高い。
正恩氏は自らの支配を強めるためにやっているのかもしれないが、こうした形で証言や証拠が揃ってくれば、いずれ自分の首を絞める結果になりかねないと知るべきだろう。(高英起 デイリーNKジャパン編集長)