叱ると褒めるのベストバランスって!? 躾には「サンドイッチフレーズ」が断然効果的なワケ
子どものしつけって、褒めたり、叱ったり、バランスが難しいですよね。
同じことを伝えるのにも、ママの言い方次第で子どもの受け止め方は大きく変わってきます。それは、子どものやる気にもつながってくるのです。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、子どもがやる気を出す“叱る”と“褒める”のベストバランスについてお話しします。
■最初に叱って、後からフォローするのはNG
子育てしていると、褒めることよりもついつい叱る回数が多くなってしまいますよね。
まず、子どもの良くない行動に目に行ってしまい、回数の方がうんと多くなってしまいます。すると、褒めるより先にマイナスな言葉が口をついて出てきてしまいます。
「どうしていつも散らすの!でも御飯を残さず食べるのはいいわね」
「国語の成績悪いね。算数はまあまあ出来るけど…」
「(保育園の連絡帳に)お友達と仲良く出来ません。給食はよく食べますけど…」
このような言い方をしてしまうのは、叱るばかりではなく褒めなくてはという思いがあるからなのでしょう。
しかし、言われる側はどうでしょうか。
頭ごなしにマイナスの言葉を投げかけられると、後のフォローは耳に入りませんよね。
ママだって、パパから「料理が上達しないね。掃除はできるのに…」と言われたら不愉快ですよね。心のシャッターが下りてしまい、よし!料理を頑張ろうとは思わないはずです。
■最初に褒めて、後から叱るのもNG
では、順番を入れ替えて“先に褒めておいて、後から叱る”のはどうでしょうか?
「ご飯は残さず食べて偉いね。でも散らかすばかりでお片付けしていないよね!」
「算数は得意だね。でも国語の成績が良くないね!」
「(保育園の連絡帳に)給食は良く食べますが、お友達と仲良く出来ません」
せっかく褒めるフレーズが入っていても、受け取る側は“叱るための前置きとしての、とって付けたような褒め言葉”としか感じられません。
保育園からの連絡帳に「お片付けがきちんとできました。給食も好き嫌いなく残さず食べました。でも、お友達に意地悪しました」と書いてあったら、親としては最後のマイナスの言葉が気になってしまいますよね。
たとえ褒め言葉のほうが多くても、最後にマイナスの言葉があると、どうしても悪い印象が残ってしまいます。
■叱る時は「プラスの言葉でサンドイッチ」しよう
子育てに限らず、マイナスの言葉を伝える時はプラスの言葉とプラスの言葉で“サンドイッチ”にすると良いでしょう。
「ご飯を残さず食べてえらいね。でも玩具が片付けられないね。好き嫌いしないで食べられるんだから、今度はお片付けもできるようになろうね」
「算数が得意だけど、国語の成績は今一つだね。計算力はあるのはすごいから国語も頑張ろうね」
「(保育園の連絡帳に)給食は良く食べます。お友達とケンカすることも多いですが、給食のように好き嫌いなく皆とも仲良くできるようになるといいですね」
なんだか関係のないことを無理矢理こじつけているような気分になるかもしれませんが、受け取る側は嫌な気はしないはずです。褒められた印象が残ることで、今度はもっと褒められるためにマイナス面を直そうという気になるでしょう。
いかがでしたか?
この方法は自分自身のストレスマネジメントにも活用できます。
「私って料理はちゃんとできる。掃除やアイロンは苦手だけど、今度は料理みたいに頑張ってみようかな」と自分の心に言葉をかけてみてください。きっとやる気が満ちてくることでしょう。
子どもにも、夫や自分にもポジティブな“サンドイッチフレーズ”で語りかけてみてくださいね!
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』