世界のコピー絵画6割がこの村から!中国・深圳「大芬油画村」に行ってみた (3/3ページ)

Amp.

見たことのある絵がいっぱい!これ全部複製です!

フェルメールの真珠の耳飾りの少女

ゴッホのひまわり

歌麿風日本画

西洋画

奈良美智

ウォーホルや岳敏君

絵画だけではなく、高孝午のオブジェもありました。

一体どんな人が複製してるの?

街のいたるところで、このように、せっせと複製されています。郊外なのでとても静かで長閑な雰囲気。作業もはかどります。

ちなみに、この複製をする人を「画工」と呼ぶそうで、油画村には8000人もの画工がいるそうです。
「画家」になるには、複製ではなく、オリジナルの作品が描けることが必須で、
美術展で3回入選しなければ、「画家」とは呼ばれません。

中国全土から若者たちが集まり、日々複製で修行を積み、いつかは画家になることを夢見ているそうです。

気になる著作権は?誰が絵を買っていくの?

中国というと、どうしても偽物の大量コピーというイメージがありますが、この油画村は、大芬美術産業協会によって、きちんと管理が徹底されています。
・没後50年の画家の複製かどうか(著作権が切れているもののみ複製が可能なため)
・複製した絵に画家のサインを入れていないか(本物として出回ることを防ぐため)
など、かなり厳しいチェックが入るそうです。
※しかし、存命中のアーティストの絵も多々売られていました。ちょっとツメが甘いですね。

私が訪れた日は、オフシーズンだったこともあり、観光客がまばらでしたが、全世界からバイヤーが訪れて、数千枚単位で購入していくそうです。その絵画は、個人はもちろん、ホテルやレストランに販売されます。世界の60%の複製画が、この大芬油画村で作られているというから驚きです。

世界で唯一と言ってもいい複製油画の村、大芬油画村。香港からも日帰りで楽しめる近さです。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

どうして大芬油画村は誕生したのか?

大芬は、1980年代までは、わずか300人ほどの小さな農村でした。
そこに、香港の画商、黄江が20人の画工を引き連れて住み着いたのが、大芬油画村の始まりです。
海外への複製画販売で、商売は大繁盛。これをきっかけに、多くの若者が、絵描きという職を求め、この村に移住してきました。
今では、複製画だけではなく、著名な画家のアトリエや、画家専用の高級マンション、アートカフェ、立派な美術館までも誕生。
大規模なアート村へと発展したのです。

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