【WHOが警鐘】PM2.5が脳梗塞や認知症に影響する恐れ (2/2ページ)

FUTURUS

PM2.5は人体への影響が大きい

WHOによれば、微粒子が人体に与える影響は、ほかの汚染物質によるものよりも大きいとされる。『PM2.5』は肺胞を通過することができるので、脳に血液を供給している動脈を狭くする動脈狭窄に加担していることもありえる。

なお、これに先だって、大気汚染と、幹線道路の近くに住んでいるひとの脳梗塞の起こしやすさ、認知症の発症を調査した研究があるそうだが、今回の研究発表は、それとも合致しているという。

この研究結果をどう考えるべきだろうか? 明確な違いがでたことを重く受け止めるか、程度にもよるが加齢にして1年程度の差であれば、たいしたことはないと考えるか?

どうアクションするかはひとそれぞれが判断するべきだと思うが、食生活や運動など、生活習慣による影響のほうが、大気汚染の影響より大きい気もする。ともあれ、定期的に検診を受けて、健康的な生活を心がけるべきなのは、いずれにしてもまちがいないだろう。

なお、『PM2.5』というのは、大気中の物質を大きさのみで分類したものであって、その成分までは考慮されていない。いささか乱暴な分類ではある。工場由来のものもあれば、土壌由来のものも存在する。もしかしたら『PM2.5』の数値が同程度でも、有害性の高い場所があったり、あまり害がない場所もあるかもしれない。まだわかっていないことも多い。

冒頭にも述べたように、日本のような先進国ではおおむね大気汚染は改善されているように思えるが、新興国などでは悪化している国もある。近年は中国やインド、イランなどの大気汚染がひどいという。有害物質の低減に、ぜひ日本の技術を生かしてもらいたい。

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