「あと●分お持ちください」はイライラしない!? 子どもが素直に行動しやすくなるしつけ術
人気のレストランに行ったところ、店員さんから「もう少しでお席をご案内できますのでしばらくお待ちください」と言われました。5分経っても10分経っても呼ばれなかったらイライラしてきますよね。
でも、もし「あと5名様がお待ちですので20分お待ちください」と言われると見通しが立つのでイライラしないで待つことが出来ます。
これは子どもの躾にも応用できるんですよ。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が“見通しを立てて行動をしやすくする躾”についてお話しします。
■子どもは「もう少し我慢して」ではわからない
混んでいる病院に行ったとき、順番待ちの “番号札”を渡されることがありますよね。あと何人で自分の番が回ってくるのかわかるので本を読んだり居眠りして時間を潰すことが出来ます。
子どもにも同じです。
じっとしていない子どもに「もう少しで順番だからおとなしく待っていなさい」では1分待っていたらいいのか5分なのか、はたまた30分以上じっとしていなくてはならないのかわかりません。
時計が読める子であれば「3時になるまでここに座っていなさい」。時計がわからない子ならば砂時計で示したり、携帯アプリのタイマーでカウントダウンするのもよいでしょう。
具体的にいつまでか待てばいいのかわかるので素直に従うことが出来ます。
他にもこんな例えができます。
<時間をかけて歯磨きをしてほしい時>
×「もっと時間をかけてしっかり磨きなさい」
〇洗面所にキッチンタイマーを置いてセットして「ピピッと鳴るまで磨いていようね」
<いつまでも遊んでいる時>
×「いつまで遊んでいるの!片付けておしまいにしなさい!」
〇「タイマーが鳴ったらおしまいにしてお片付けしようね」
学校のチャイムで休み時間の終わりを知らせるのと同じですね。手元にタイマーがない場合は口で「100・99・98・97・96……」とカウントダウンするのもいいですよ。
<公園でブランコの順番まちの時>
×「今、お友達が使っているんだから待っていなさい」
〇「ブランコは花子ちゃん、太郎君、その次だからね」
〇「3番目だからね、○○ちゃんは4番目」
数人順番待ちをしていると、一体いつまで待てば自分の順番が回ってくるかわからないから余計にぐずるのです。具体的な順番を言ってあげましょう。これで待つことが出来ます。
■小学校の時間割を真似しよう!
家に帰って手も洗わず遊びに興じる子ども。そんなとき「やるべきことやってから遊びなさい!」なんて叱っていませんか。毎日同じ繰り返しで言うのも嫌になってしまいます。
少し大きくなって、字が読めるようになったら学校の時間割のように冷蔵庫などに一日のスケジュール表を貼っておくと分かりやすいでしょう。
<帰ってからやること>
(1)手を洗う
(2)うがいをする
(3)服を着替える
(4)幼稚園バックからお弁当箱お便りを出してママに渡す
(5)おやつを食べる
(6)遊ぶ
<夕ご飯を食べたらやること>
(1)歯磨きをする
(2)お風呂に入る
(3)遊ぶ
(4)9時になったら寝る
“百聞は一見に如かず”です。ママが口を酸っぱくして言うよりも効果的です。
いかがでしたか。
大人は当たり前のことですが、子どもは見通しを立てると多少の我慢も出来ますし、行動もしやすいです。学校の時間割、チャイムや病院の番号札を家でも応用してみましょうね。
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』