「好きなこと」を仕事にして人生を最高に楽しむための3ステップ
『100%、「好き!」を仕事にする人生』(小澤良介著、日本実業出版社)の著者は、家具販売サイトやインテリアショップを運営する「リグナ」創業者。
人脈もノウハウもゼロの状態から、「家具が大好き! 」という思いだけで起業したのだそうです。しかし結果的には、高級レストランのインテリア監修、ホテルの総合プロデュース、上場企業のブランディングなど多彩な業務に携わることに。
「『仕事が楽しい』という状況は、特別な才能のある人間だけが手に入れられるものではない。誰にでも実現可能なことなのだ」
といいますが、では、そのためにはどうすればいいのでしょうか? CHAPTER 0「誰だって『好きなこと』を仕事にできる」から、「好きなこと」を仕事にするための3ステップに注目してみましょう。
■ステップ1:自分の幸せを改めて定義する
最初にすべきは、「本当に幸せな状況とはどんなものか」、自分なりの答えを出すこと。著者にとってそれは、本当に好きな仕事をして、自分の価値観を共有できる仲間がまわりにいることだといいます。
忙しくても、会いたいときに会いたい人に会える程度の自由があること。自分のした仕事を他人から評価されること。気の合う仲間と会話を楽しめること。常にワクワクして、楽しく生きていくことだとか。
自分の幸せとはなんなのか、自分が幸せを感じるのはどんな瞬間か。自分という人間を振り返り、できるだけシンプルに定義するべきだと主張しています。
■ステップ2:納得がいくまで「好きなこと」を探す
本当に「好きなこと」を見つけるためには、ある程度の時間が必要。少しだけ考えて」これかもしれない」という程度の気持ちで取り組むと、途中で軸がブレて挫折してしまうことも。
だからこそ、このステップには特に時間をかけた方がいいそうです。
そして、日常生活のなかで自分はどんなことが好きなのかをよく考え、50個でも100個でも「好きかもしれないこと」の候補を挙げる。
「もう思いつかない」というレベルまで考え抜いてから絞り込みの作業をすると、「自分にはこれしかない!」という確信が生まれるそうです。
■ステップ3:「お金」より「好きなこと」を優先する
自分の「好きなこと」が見つかったら、すぐに行動。できるだけ早く夢に近づける方法(就職先)を探そうと、著者は提案しています。
もちろん、生きていくためにはお金が必要。でも、せっかく「好きなこと」を仕事にしようと踏み出したのに、「好きなこと」を二の次にして、収入や条件面での満足度を優先させては意味がありません。
「A社の方が楽しい仕事ができそうだけど、B社の方が福利厚生が整っているから……」と、条件重視で仕事選びをしてはいけないということ。
これから先の人生、一生の幸せに関わるのだから、そういう場合は迷うことなく、いい仕事ができそうなA社を選ぶべきだということ。
もちろん、すぐに楽な生活が手に入ることは少なく、大変なことも多いかもしれません。けれど、「好きなこと」なら苦にならないという考え方です。
著者の考え方はとても男性的なので、女性のなかには「そのまま応用するのは難しい」と感じる方もいるでしょう。しかし、本書の主張の一部でも生かせれば、なにかを変化させられるかもしれません。
(文/印南敦史)
【参考】
※小澤良介(2015)『100%、「好き!」を仕事にする人生』日本実業出版社