女性の方が男性より17%も不安!みんなの「孤独死」対策とは?
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社会問題
“生涯未婚率”って言葉、ご存知ですか?
これは、50歳時の未婚率を算出したものです。もちろん、50歳以降に結婚する人もいるので、一生独身である人の割合を示すものではありませんが、年々数値が高くなっています。
国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2014年)」によると、2010年の生涯未婚率は、男性が20.14%、女性が10.61%となっているのです!
そこで、気になるのが、おひとりさまの孤独死。
30代の男女300人に、「孤独死の不安はありますか?」と質問したところ、「不安がある」と回答した人は39%でした。
男女別に見ると、男性が30%、女性が47%。女性のほうが不安がる気持ちは強く、なんと2人に1人は孤独死への不安を抱えていることが判明しました。
さらに未婚と既婚で差があるのか、詳細を調べたところ、ありました!
なんと、[未婚]男性:38%、女性:55%[既婚]男性:18%、女性:27%と大違い! パートナーがいるって、心強いことなんですね。
■ほとんどが孤独死対策をしていない!
それでは、孤独死への不安を払拭するために今時の30代がどんな対策をしているのか、見ていきましょう。
なんと、これが意外に「何も対策はしていない」「どうしていいかわからない」「考えないようにしている」「しょうがない」「諦めている」など。
未記入の人も含めると、男性で84%、女性で66%が孤独死への対策をまだ取っていないことがわかりました!
将来への漠然とした不安はありながらもまだ、30代……。孤独死をイメージするのは、少し早いのかもしれませんね。そして孤独死を回避するための相手として選んでいるのは、やはり家族。
「兄弟にみてもらう」「親族とは定期的に連絡を取るようにしている」「身内に鍵を渡している」「夫に頼んであります」「子どもがいるので様子を見てくれるようにしている」といった声が多く寄せられました。
次に頼りにするのが、友人や会社。
「仲のよい友だちに“連絡が取れなくなったら家に来て”と話している」「会社の人に“無断欠勤があったらすぐに対処して”とは言っている」といった声も多かったです。
ひとりで死ぬことへの不安とともに、「死んだ後、腐敗臭がして周りに迷惑をかけたくない」というコメントも複数ありました。
■孤独を感じると死亡リスクが高くなる
他には、「人は誰でも死ぬときはひとり」という冷静な意見もありましたが、孤独を感じながら最期を迎えるのは、ちょっと寂しい気もしますよね。
実際、ハーバード大学の研究では、「孤独を感じる人の45%が寿命短い」という結果が出ています。たとえ結婚して家族がいても、心のつながりを感じられなければ、孤独を感じてしまうもの。
逆に言えば、ひとり暮らしでも友人やサークル活動など、つながりを感じられる人がいれば、孤独感は薄らいでいくと言えます。
「とりあえず、毎日どこかへ顔を出すようにする」というコメントにならえば、充実した毎日を過ごすために良好な人間関係を築くことが、結果的に孤独死にならない秘策なのかもしれません。
また、中には「まだしていないが、エンディングノートの記載を検討中」という人もいました。
人生を振り返ることで、自分が本当にやりたかったことなど、生きる目標が見つかることもあるようです。自分らしい最期を迎えるための準備は、よりよく生きるための道しるべとなりそうですね。
みなさんも、エンディングノートの準備を始めてみては?
(文/山本裕美)
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ『リサーチプラス』
調査期間:2015年3月28日(土)
調査対象:全国30代の男女300名
【参考】