欧州宇宙機関研究チームが「南極氷河崩壊」の理由を調査 (2/2ページ)

FUTURUS

また、南極半島の氷は、陸上にあるとはいっても、海面より低い岩盤上にある部分が多い。そのため、氷河が後退したら、温かい水はそれにともなって内陸に入り込み、さらに氷を溶かしていってしまうのだ。

ただし、さらに詳細な原因を突きとめるためには、より多くのデータが必要だとWouters博士はいっている。

ちなみに、洋上の氷山が溶けても海面は上昇しない。氷は水より体積が大きく、そのぶんが海面上にでているにすぎないからだ。したがって、深刻なのは陸上にある厚い氷が溶けることだ。

ともあれ、われわれが気候が変動し、環境が大きく変わる時代に生きていることはまちがいないようだ。

地球温暖化を食い止める努力をすることはもちろんだが、これから何が起きるのかをみきわめて、様々な面で対処していく必要があるだろう。残念ながら“海面がさらに上昇していったときにどうするか”というテーマもそこに含まれていなくてはいけない。

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