子育ては知恵比べ!?「ガンコな子の長所を無理なく伸ばす接し方」って?
子どもはそれぞれ、いろいろな性格や気質を持っているものです。
聞き分けのよい子がいる一方で、素直に言うことを聞かないガンコな性格の子もいますよね。
ママにとって、年中イヤイヤ期のガンコな子の相手は大変ですから、「もっと素直な子になってほしい」と思っている方もいるかもしれません。
でも、ガンコっていけないことなんでしょうか?
今日は『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』の著者で、日本と欧米の優れた点を取り入れたしつけを提唱している筆者が、ガンコな子の長所を伸ばす接し方についてお話します。
■ガンコな子の「口答え」にママも閉口
頑固な子は、自分の意思を通すために、必死で口答えをします。
ママ「お買い物に行くわよ」
子ども「いやだ、まだ遊ぶ!」
ママ「おやつも買えないよ」
子ども「おやつなんていらないもん!」
このような子どもなりに知恵を使った口答えには、親が次の言葉に困ることもしばしば。返す言葉がない場合、ついカチンときてしまいますよね。
上の会話例を見てもわかるように、ガンコなタイプには、おだてや励まし、ごまかしやエサなどがなかなか通用しないのです。
■ガンコは無理に直さなくてもいい
子どもの口答えが激しくなるにつれ、「どうしてうちの子はこんなにガンコなんだろう……」と思い悩み、育児書に書いてある方法を次から次へと試しては、上手くいかずに落ち込んでいるママもいることでしょう。
でも、ちょっと考えてみてください。ガンコってそんなに悪いことなんでしょうか?
“ガンコ”という聞こえが悪いかもしれませんが、裏を返すと“意志が強い”ということです。心理学的には“物事を成し遂げようとする気持ちが強い”ということになります。
ガンコな子は、“めげない、負けない、諦めない”という強さを持っているのです。
今は大変かもしれませんが、意志が強い子は、自分が本当にやりたいことが見つかった時、それに向かって突き進んでいくことができるでしょう。
5年後には勉強やお稽古ごとを諦めずに取り組んで、成果を出すかもしれません。さらに大人になった時、ガンコな性格がプラスに働き、大きな仕事を成し遂げるかもしれません。
目の前の短所の裏には、大きな長所が隠れているのです。
親は性格を無理に直すのではなく、どんな困難にもめげずに何かを成し遂げる素質を持ったガンコな子を温かく見守っていくことが必要なのではないでしょうか。
■自分で答えを出すまで放っておこう
もちろん、「今が本当に大変で、将来のことなんて考えられない!」というママの気持ちもよくわかります。ですが、性格を無理に直したり、子どものワガママを通したりするのはいただけません。
そこで、長所をつぶさないように、ガンコな子どもの口答えに対処する方法を試してほしいのです。
ガンコな子どもは上から命令されることを嫌うものです。そのため、命令されると反射的に反抗してしまうのですが、頭ではママの言うことをわかっているのです。
ですから、子どもの言うことをまずは一旦受け止めてあげましょう。そして、子どもの主張する通りにすると、どんな問題があるのかをサラっと伝えるのです。
先の買い物の例の場合、
子ども 「おやつなんていらないもん!」
ママ 「ほんと!? おやつ買わなくていいなら、ママ助かるわぁ」
と、いうように問題点を伝える際は、言うことを聞かせようとするのではなく、あくまでも独り言のように言うことがポイントです。その後、子どもが答えを出すまでは、急かしたり、声をかけたりせずに放っておいてください。
考える時間を与えられたことで、子どもは自分がどうするべきなのかを一生懸命考え、自分にとってベストな行動を取るようになるでしょう。
いかがでしたか?
子育ては、子どもとの知恵比べです。頭ごなしに命令したり、言うことを聞かせたりすることだけが、しつけとはかぎりません。
子どもが自分で考えて答えを出すまでの間、ほんの少しだけ待つ勇気を持ってみましょうね。