スタンフォード大学が新たな燃費改善デバイスとしての「新炭素材」を開発 (3/3ページ)

FUTURUS


■ キャパシター最大の弱点“エネルギー密度”を向上

『デザイナー カーボン』は加工時の温度やポリマー、有機リンカーの種類を調整することにより、細孔のサイズや表面積を制御可能で、例えば加工温度を400度から900度に上げると細孔の容積が10倍に増加するそうだ。

これにより従来の活性炭では表面積が1グラムあたり約3,000平方メートルだったところを4,073平方メートルにまで拡大(アメフト競技場の3個分)、電気伝導率が3倍に劇的に増加して電力供給の安定性も向上する。

彼女の論文を掲載した『ACSセントラルサイエンス』によれば、従来の電池性能を上回る卓越したエネルギー貯蔵能力を持っているとしている。

これまでキャパシターの弱点とされていたエネルギー密度の向上が図れるとなれば、持ち前の大電流瞬時充放電特性と相まって、二次電池性能を上回る『スーパーキャパシター』の誕生となり、コストダウンの観点からも大いに注目される技術になりそうだ。

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